先月末、夫と京都に行ってきました。
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)へお参り。
賀茂御祖神社、というのは正式な名前。
こちらは、下鴨神社として広く知られる山城国の一宮。
世界遺産でもあります。
御祭神は・・。
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
玉依媛命(たまよりひめのみこと)
私は昔から下鴨神社の雰囲気が好きで・・。
夫に話すと、行ってみたいとのこと。
訪れたのはちょうど、紅葉真っ盛りの時期。
やっぱりすごい人出でした。
境内では、婚礼の儀式も執り行われていました。
歩いていると、あちこちの木々が紅葉しています。
やはり、もみじは見事。
鳥居の朱色ともみじの紅。
いちょうも黄葉していましたよ。
そして、下鴨神社といえば・・。
私の中では、糺の森(ただすのもり)、です。
歩くだけで気持ちがすーっとします。
心が清浄になり、落ち着く。
と同時に、静かなる力がぐっと湧いてくるような。
糺の森を歩いて、久々にお参り。
夫も来れて良かったと言ってくれて、嬉しかったです。
ありがとうございます。
茶色の落ち葉の中に黄色のいちょう。二色だけの世界が土の上で展開されていました。紅葉・黄葉した葉を見るのも、さくさく・・という音をききながら、落ち葉の上を歩くのも、心にしみじみとした情緒が広がって、本当に好きです。糺の森を歩いていると、風が吹いて落ち葉がさらさら・はらはらと落ちてきました。それを地面に落ちる前にさっとつかむ、という遊びを夫と二人でしばらく真剣にしてしまいましたが、何気ないことでも気分が高揚するのは、きっと心の無駄な垢が落ちて、すっきりしたからじゃないかなーなんて思いました。次はこの下鴨神社内で頂いたあるものをご紹介。おいしかったです。。
~ある日のつぶやき~
京都に向かう電車の中。紅葉真っ盛りの時期、しかも休日とあって、電車の中は乗車率・・200%?とにかくダダ混み状態。運よく目の前の人が早めに途中下車されたので、座ることが出来た。まわりはぎっしり立っている人で囲まれている。そんな中、すぐそばにいたご夫婦の会話が聞こえてきた。
奥さん「昨日会社で、明日旦那と紅葉狩りいくねんって言ったらな、え?もみじ拾いに行かはるんですか?って訊いてくるから、なんでもみじ拾わなあかんねん、見に行くんやって言ってんけどな。今の子ぉは紅葉狩りいう言葉、知らへんのやなー」
旦那さん「そやで。うちとこの若いのも紅葉狩り行く話したら、やっぱり分からへんみたいやったわ」
私、思わず心の中で、「へぇ~」と相槌をうっていた。なるほど、確かにそうかもしれない。紅葉狩りという風流な言葉を最近余り聞かなくなった気がする。電車を降りてから、夫に「ねーねーさっき・・」とご夫婦の話をしたら、「え?確かに言葉自体は聞いたことある気がするけど、ちゃんとした意味分かってなかったかも・・」と言う。え!ここにもいた!!夫の場合、若い子じゃないけど(笑)。使わないと言葉も消えていくのかな。それは寂しい。紅葉狩りっていう言葉、もっと浸透したらいいのに・・と思った出来事。。