「にんじんしりしり 粉チーズかけ」を作りました。
以前テレビでみておいしそう~と作った沖縄料理「にんじんしりしり」。
(前の記事はこちら* )今回は卵を入れず、にんじんとツナ缶のみ。
グレープシードオイルで軽~く炒めただけで、出来上がり。
思いつきで上に粉チーズをかけてみたら、コクが加わっておいしい。
なんといってもにんじんが・・甘いです。
青森の食材を売っているお店で購入した「ふかうら雪人参」。
これを使いました。
”雪の中で甘くなる”と説明にもあるように、とっても甘いんだそう。
生でかじってみたら、えぐみが全然なく、素直な味がしました。
今回作った「にんじんしりしり」・・。
これはもともとにんじんの甘さを感じられる料理です。
この雪人参を使うことで、さらにぐぐっと強く甘みが出ました。
自然の甘さだからすんなり食べられて、美味なんです。
オレンジ色が濃い・・。
刻んで鶏ひき肉ハンバーグの生地に混ぜたりもしました。
なんだか普段のよりジューシーな、というか。
深みのある味になりました。
この「ふかうら雪人参」。
ちょっと調べてみたら、すごいです。
秋に収穫するにんじんを、冬、雪の下から掘り上げる。
にんじんは寒さから身を守るために糖分を蓄えるから甘くなる。
・・ということなんだそう。へぇ~。
有機肥料を使用し、輪作で土を休ませ、地力を養った健康な土。
ここで「ふかうら雪人参」は育ちます。
その上に雪が降って、雪の布団ができる。
布団の下でにんじんは甘みをたっぷり蓄えて・・。
厳しい寒さの中、一本一本手作業で掘り起こされるのです。
機械を使ったら、にんじんに傷がついてしまうから。
にんじんに付いた雪混じりで粘った土。
これを手で擦りとるのも大変な作業・・。
なんとなんと。
そんな大切に育てられたにんじんなんだーと驚きました。
道理ですごくおいしいはず。
冷たい風と寒さの中で、めいっぱい甘くなるにんじん。
自然の力、人々の信念と愛情を感じました。
ありがとうございます。
ふかうら雪人参が育つ地、深浦町は、ちょうどにんじんが凍らないくらいの最低気温なんだとか。最高気温が高すぎてもこんなに甘くはならない。雪が降りすぎると掘り起こすことが出来なくなるし・・と、まさに絶妙な地の利があったんですね。実際にふかうら雪人参を栽培されている農家の方が、自然への畏敬の念とともに「雪人参に負けないように自分も強く生きでいがねば・・」と語られていた文章を拝見し、胸にぐっときました。偶然の大雪から誕生したという「ふかうら雪人参」。出会えて良かったです。。
~ある日のつぶやき~
だんだんと、だんだんと、春が近づいてきている。先月半ばには近所の紅梅も可憐な花を咲かせていたし・・。桜はもう少し後だけど、遠くから桜の木を見ていると、ほんのりピンクがかってみえる。まだ咲いてないし、つぼみも出ていないけど、雰囲気がピンクなのだ。これはいつも不思議。。