この写真を撮った時。
これであったかくなる・・と、ほっとした私。
葵の文様が描かれた、湯吞み。
この中には、あつあつの甘酒が入っています。
一口飲んで「あぁ~」と声が・・。
なんておいしいんだろう。
下鴨神社 * へ夫と初詣に行きました。
するとこの日は、「蹴鞠はじめ」という行事があるとのこと。
13時半開始・・あと10分だから見ていこうか。
会場へ行ってみると、ものすごい人だかり。
この写真は・・。
万歳をするように頭上高くカメラを持ち上げて写したもの。
左右の一段高くなっている場所の席は有料のよう。
13時半からすぐ始まるのかと思いきや・・20分くらい待ったかな。
どうやら神事が行われていた様子。そんなこととは露知らず・・。
雪が断続的に降っていたので、じっとしてるのが辛いほど寒い。
まわりの皆さんも一様に寒さに耐え、待つ待つ待つ・・。
前が全く見えないのですが、皆がざわざわし始めたので。
はじまったか?と、またもや万歳スタイルで撮影。
それが、こちら。
えーと・・。
前方にいる人の頭のハンドタオル、じゃなくて。笑
写真中央・上の方をご覧ください。
これが、蹴鞠の鞠。白いですね。
すうっと上がる鞠の動きを見ていると、そんなに重くはない感じ。
撮れた写真をモニターで見て、初めて衣装を確認できました。
赤、紫、オレンジ、緑などなど。とてもカラフルです。
あー、この伝統衣装がじっくり見たい・・。
京都蹴鞠保存会の皆さんが軽やかに蹴り上げる鞠。
ふわりと放物線を描きながら何度も空に舞い上がっていました。
遠い遠い昔の平安貴族が遊んでいたという「蹴鞠」。
伝統を受け継ぐ人達のおかげで、今もこうして見ることができる。
素晴らしいことだなぁと思いました。感謝です。
~~~~~
で、その後。
あまりの寒さに手も足もかじかんでしまいました。
参道に「甘酒」の旗がはためいている・・。
じっとそれを見つめる私の視線に気づいた夫。
「飲んでいこう」と、ささっと歩いていきました。
慌てて後についていきます。
木の盆に湯吞みが二つ。
緋毛氈のしかれた幅広の床几へ腰かけて・・。
では、いただきます。
ノンアルコールだという、この甘酒。
じわじわと体に染みいる味・・とてもおいしいです。
あったか「甘酒」でようやく人心地つきました。
おまけ。
この日も「さるや」でお茶していくことに。
お正月だったからか・・。
いつもの「申餅」、ポット入り黒豆茶とのセットではなく。
ほうじ茶になっていました。
「はねず色」した申餅(さるもち)。
ほのぼのした姿で可愛いです。やっぱりおいしい。
夫は、またもやおしるこ。
寒かったので、このおしるこが大人気。
まわりの皆さんほとんどこれを召し上がっていた様子。
おまけのおまけ。
参道沿いに出ていた屋台にて。
焼きたてのたこ焼きをゲット。
屋根のある席で夫と二人、熱い!熱い!と言いながら食べました。
外かりっ、中ふわふわんっ、でおいしかったです。
寒い時はあつあつってことが何よりのご馳走ですね。
ありがとうございます。
元日には氏神さまへ、後日に下鴨神社へ初詣に出かけました。着いたのが昼をすぎた時間だったからか、意外なほどすぐお参りできたので有難かったです。そしてたまたまですが、貴重な「蹴鞠」も見ることができて。無料で観覧できる場所は朝早くから場所取りをされていた方々もいたようで、前方に身長180センチ以上であろう大きな男性が数人おられたため、肉眼でばっちり見ることは夫婦ともども早々に諦め(笑)、カメラのモニターで確認しました。空にちらっちらっと蹴鞠の白い鞠が舞い上がるところは見えたので、これだけでも満足です。見えないところは、想像力でカバー(笑)。参拝後に予定もあったのですが、あまりの寒さに体調が・・という訳ですぐ帰宅。今度またゆっくり来ようと話しました。皆さんも寒さには気を付けてくださいね。。
~ある日のつぶやき~
甘酒と一口に言っても、ノンアルコールとアルコールあり、の二つが存在する。ノンアルコールのは麹を、アルコール含むというのは酒かすを使っているからだろう。私はどちらも好きだけど、ちびっこや体の弱った人が飲む場合は、麹の方がいいのかも。俳句の季語では夏に区分される甘酒。昔は夏に飲まれていた。最近になって年中みかけるようになったものの、今は冬に飲まれることが多い気がする。古くから伝わる食べ物、飲み物ってあなどれない。ずっと伝わるだけの魅力、効能、味の良さがある。季節を問わず頂けるものは、好んで食したいなーと思う。。