年明け早々、松の内のある日。
夫と「花びら餅」を食べました。
白く柔らかい求肥に薄紅色のあん。
ちょんっと出た牛蒡がポイント。
甘い牛蒡がほんと、おいしくて。
新春を祝う和菓子・・花びら餅が大好きなんです。
花びら餅、いろんなお店で出されてますよね。
価格も色々ですが、私、どこのお店のも好きです。
今回は写真を撮っていたこちらをご紹介。
島根・松江の「彩雲堂」の花びら餅です。
版画風の意匠。
派手さはないながら、じっくりした趣きがある・・。
彩雲堂といえば。
以前「柚衣(ゆずごろも)」を記事(* )で紹介しました。
松江藩七代目藩主:不昧公(松平治郷)。
茶人としても有名だった不昧公の影響で、和菓子が数多くある松江。
広島に住んでいた頃は度々遊びに行っていました。
しっとりしていて、風情のある良い街です。
ふっかふか・・な求肥のおふとんにくるまれた、あん。
甘い味が珍しく、食感も楽しい牛蒡。
姿はんなり、めでたい和菓子「花びら餅」。
今年も頂けて本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。
関東では、正月三が日くらいまではあったけど、それ以降あまりみかけなかった「花びら餅」。こちらでは今月中旬までわりといろんなお店にありました。平安時代・・京に都があった時代に由来するといわれるお菓子だからか・・やはり関西だなぁと思いました。地域ごとで流通するお菓子もいろいろなんですね。。
~ある日のつぶやき~
普通の家庭もそうだが、お茶やお花の稽古の世界では、初釜・初活けと、忙しい時期でもあるお正月。そんな中でも和菓子を見ていると、心がのどかになって、ほっとし、明るくなる気がする。昔むかしに比べたら、いろんなものが種々雑多にあふれる現代。それもまた良いと思うが、古来からあるもの、「和」のものってやっぱり芯から和めるものだなぁと感じる。。