柚子を使った和菓子。
「柚衣(ゆずごろも)」・・島根・松江「彩雲堂」の商品です。
”不昧公好み”の「若草」、そして「朝汐」など。
初めて食べた時から大好きな和菓子・・。
松江藩の七代目藩主、松平治郷は茶人としても名を馳せた人物。
不昧公(ふまいこう)と呼ばれた彼の影響で、島根・松江には風流な
和菓子が数多くあります。
でもこの「柚衣」は今まで食べた事がない・・。
今回見つけて初めて購入しました。
こんな風にひとつずつ入っています。
ひもで袋の口をきゅっとされた姿、可愛いです。
ちんまり。お皿にのっけてみました。
ぱかっ。ふたを開けたところ。
半分に切ってみると・・。
中には淡い色のこしあんと、鹿の子の粒。
さらに半分にして、いただきます。
うんうん。おいしい。
器になった甘酸っぱい柚子。これに・・。
中のあんが品のある甘さで、調和しています。
全体的に爽やかな印象。
抹茶と和菓子。
この組合せを特別なことでなく、普段の生活の中で楽しんでいる。
そんな松江の素敵な銘菓に、またひとつ出会えました。
ありがとうございます。
広島にいた頃、島根・松江では抹茶と和菓子を肩肘はらずに老若男女が楽しんでいる・・と知り、良い習慣だな~と思ったんです。不昧公の文化が脈々と今に至るまで受け継がれている事の証明が、今回のような和菓子の充実っぷりに表れていますよね。季節感とそ風情、心も形にした和菓子。これからも色々食べていきたいです。。
~ある日のつぶやき~
かんきつ類って、けっこう年中出回っているものだ。冬ならみかんや今回の柚子、それ以外の季節ならグレープフルーツやオレンジ、レモンなど、その他名前も知らない沢山のかんきつ類が店頭に並んでいる。今までは大体決まったものしか食してこなかったのだが、ちょっと珍しい・初めて見るわーってものに手を出してみると、意外なほどおいしいということが多い。これもきっと、品種改良の賜物。すっぱさが少なく、甘みが強いものが多い印象なのは、大多数の好みがこういう傾向だからだろう。昔よくあった、顔のパーツが全部真ん中に集まりそうなくらいすっぱい夏みかんとかが、なんだか懐かしい・・。。