銀座にあるグランメゾン「ロオジエ 」に初訪問してきました。写真は私のメイン「メカジキのグリル スパイシーなトマトフォンデュ バニラ風味」。網焼きにされたメカジキ、大きいです。キューブにカットされたじゃがいもは「インカのめざめ」。周りはかりっと、中はほくっと甘く。スパゲッティーニが刺さってる姿、可愛いリズム感があります。
とても新鮮なメカジキなので、ミディアムレアに焼き上げました・・との事でこんな風に中は淡いピンク色。トマトソースにバニラの風味がつけてあって、ふんわり甘い香り。バジルやレモン、赤ピーマン、黒オリーブも入っていて、あっさりしつつ一言で言えない深みのある味がします。
憧れの「ロオジエ」。前を通りかかっては「ほぅ~」と眺めていた外観。この日初めて足を踏み入れました。目の前にはアールデコ様式の美しい螺旋階段。手すりは店名の由来である柳の木を模したとのこと。一歩ずつ上がっていくとそこはメインダイニング。私たちの席に案内されました。すぐ後ろにかかっていた、綺麗な青色をしたダリの時計のオブジェ。さぁ、特別な時間のはじまりです。
メニューを開いてオーダーを終えると、パンがやってきました。プレーンなフランスパン、ミルクパンなど種類は沢山。迷います。
左は私が選んだパンで青海苔のフランスパン、黒オリーブの入ったそば粉のパン、いちじくのパンです。右は夫が選んだブリオッシュ、プレーンなフランスパンなど。
バターは有塩、無塩ともにエシレのもの。上段中&右はアミューズ。根セロリのムースとフォアグラのカスタードが2層になっています。ふんわり軽い食感。中段左&中央は私の前菜で、菊芋のスープにウニのロワイヤル・・茶碗蒸しみたいなものの組合せ。これがぐぐっと濃厚な旨みでした。中段右は夫の前菜。ごろりんと横たわった真鰯の中に入っているのはトマトのジュレ。ソースはレモンとタンドリー。食感のアクセントに添えられたチュイル状のものはなんと「たたみいわし」。面白いです。メインは私のがトップ画像のメカジキで、夫は仔羊(下段中央&右)。仔羊の背肉はロースト、肩肉はナバラン(煮込み)で、ソーセージ・・これに白菜がくるくる巻かれたものとさつまいものピューレが付いてきました。夫の仔羊には、目を引く黄色の持ち手が眩しいテーブルナイフが・・。フランス「ライヨール」のものだそう。
ひと皿ごと、特にメインのボリュームたるや見た目以上の迫力で胃袋にどんっときます。だけど、ひと口ごとにふわんと一瞬じぶんの身が宙に浮かぶようなおいしさというか・・。軽やかで初めて経験する味、だけどどっしりしていてしっくり馴染んでくる味なのです。不思議でとびきり美味な料理の連続に驚きっぱなしでした。続きます・・。
ありがとうございます。
この日、キャンセル待ち数組目だった私たちにロオジエ 初訪問の機会がやってきたのは突然でした。数ヶ月前に予約の電話をしてみたものの、人気の曜日でやはりすでに満席。キャンセル待ちをお願いしていましたが、前にキャンセル待ちで訪問できなかった事もあり、連絡ないし、まただめだったか・・と思って、すでに忘れかけていました。でもでもなんとラッキーなことに直前になって「どうですか?」とのご連絡を頂いたので、万障繰り合わせて行って来ました。予定も入っていたし、またの機会にしようか・・とも思ったのですが、今の感想は「行って良かった、本当に良かった」、です。我が家はグランメゾンに日頃からたびたび行けるような生活を送っていないので^^;、今回は本当に私たちにとってわくわくする「特別な時間」をすごす事が出来ました。次の記事からは、嬉しい悲鳴?怒涛のデセール三昧をご紹介しますね。。
~ある日のつぶやき~
心に訊いてみる。自分の心がGOサインを出すなら大丈夫。やってみたらいいのだ・・。