この黒くてまるい物体。たまごではありません。とってもおいしい洋菓子なのです。名前は「ガーナ」。吉祥寺にある洋菓子店「オオサワ」の名物商品です。
見ただけだと硬そうにも思える外見ですが、コーティングの薄いチョコを割ってみると中身はこんな感じ。洋酒をしみこませたスポンジの中心に栗がころん。パリ、じゅわ、ほく・・という食感が短い時間差でやってきます。噛むとそれらの味が渾然一体となって。ふうっと鼻に抜けていく洋酒の香りが粋。おいしい!気に入りました。
吉祥寺F&Fビルの地下にあるこちらのお店。ショーケースに並んだ「ガーナ」、無骨に見えるその姿はどこかユーモラスでもあります。ひらひらした包装のアルミホイルと紙が、王子様の衣装みたい。見た目素朴なこの王子、中身はたっぷり染み込ませた洋酒のように粋で繊細・・あなどれません。一緒に購入したフロランタン(ナッツ)も意外に柔らかくて食べやすく、ナッツの豊かな風味に魅せられて、大きめですが一気に食べてしまいました。昔ながらの洋菓子店、という趣きのオオサワ。この日は食べてみたいケーキ類がもう全て嫁入り後でした。ガーナとフロランタン、2つとも好みの味だったので、他のケーキもぜひ食べてみたくなりました。
ありがとうございます。
ある本で「ガーナ」を見てからというもの、ずっと気になっていました。どんな味なんだろう~、と。お酒は余り飲めないけれど、お酒を使ったお菓子は大好きという、なんだか自分でもよく分からない食嗜好の私ですが、今回初めて食べてみて、とても気に入りました~^^♪「ガーナ」はその意外性と確かなおいしさで、贈り物にしても喜ばれそうな気がします。この看板の写真からすると、アップルパイ、ショートケーキ、ブルーベリーのチーズケーキかな?もありますね。今度はそれらを食べてみたいな~。。
~ある日のつぶやき~
押し付けがましくない個性で昔から愛されている飽きない味。そういう意味でも私は昔ながらの町の洋菓子店が好き。郷愁を誘う風情や佇まいも味も・・(・∀・)