漆黒のきらめき・・「烏羽玉(うばたま)」、亀屋良長

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

つるりんっとした見た目の、まんまる和菓子。

コクのある深い甘さ・・美味でした。

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京菓子司 亀屋良長、醒ヶ井角にある本店に行ってきました。

この袋の意匠は、昭和初期に使用されていたものなんだとか。

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「烏羽玉(うばたま)」。

1803年の創業当時から作られていた、こちらを代表する銘菓です。

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「烏羽玉」はこしあん製。

こしあんには、波照間産黒糖が使われています。

その他、けしの美、糸かんてん、と材料は至ってシンプル。

ヒオウギの実の中にある、黒い種子の小さな粒が「ヌバタマ」。

商品名の「「うばたま」は、この「ぬばたま」が転訛したもの。

「ぬばたま」は、黒、夜、夢、にかかる枕詞です。

”ぬばたまの吾が黒髪を引きぬらし 乱れてさらに恋わたるかも”

という古歌が、こちらのリーフレットに引かれています。

歌からも艶めいた情感が漂ってきますね。

漆黒のきらめき・・「烏羽玉」。

見た目、色、ともにつややかな一品。おすすめです。

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さてさて、ここからちょっとおまけ。

お店におじゃました際・・。

よろしかったらどうぞ、と出してくださったのがこちら。

「季の菓」というひと口サイズの羊羹です。

寒天がかけられていて、こちらも表面が光っていますね。

私が頂いたのは「山苞(やまづと)」と名付けられたもの。

さつまいも羊羹と白羊羹がツートンになってます。

色味で秋から初冬にかけての風景を表した羊羹。

目で愛でて、舌で味わいました。

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お店の入口には、醒ヶ井の湧水がこんこんと・・。

亀屋良長のお菓子は、この銘水が使われているそう。

おいしいものにおいしい水はつきものなんですね。

ありがとうございます。

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本店には店内にテーブル席が二つ・・イートインもできるのかな。私はこの片方のテーブルで「季の菓」を頂きました。通年商品のほか、季節商品、洋菓子のような新展開の商品群もあったので、次回ぜひ頂いてみたいと思います。。

~ある日のつぶやき~

今は昔・・むかしむかしのその昔、漆黒といえば髪の毛だった、と思う。みどりの黒髪、という表現もあるが、それはいきいきつやつやした様を表したもので、緑色という意味ではない。・・話を戻して、黒=髪だった、昔の人からみたら、現代の女性の髪はどう映るだろう。ざっと見渡すと、ひところよりは減ったが、やはり茶髪の割合が多いように思う。私自身は、20代は茶色のカラーリングをしていたけど、結婚し30代になって体質が変わり、カラーリングの化学物質が合わなくなって以来、ずっと染めていない。もって生まれた髪の色のまま、だ。カラーリングしなくなった当初は、自分でもなんとなく違和感があったが、今ではそれが全然ない。これが一番自分の肌色に合っていると思う。地毛の色が一番良いんだなーと思いつつ、白髪が出てくるとやはり気になる。白髪も自然のままよ、いいじゃない・・という心境になれるのはまだ先。。