手になじむ、和紙で出来たブックカバー。
この模様・・機械じゃなく、手で摺ったものなんです。
だからひとつずつ、違う味わいがある・・。
早速お気に入りの文庫本にセット。
眺めては、むふふ・・と忍び笑い。怪しくてもいい。笑
自分だけの楽しみ、というもの。
それらが日常の生活に散らばっていることは・・。
気持ちを弾ませ、豊かにしてくれるものだから。
「竹中木版 竹笹堂」。
1891年創業のこちら、木版を使った品々を扱っておられます。
通りの入口にこんな看板発見!
私の足じゃ、113歩じゃつかないだろうなーと思いつつ・・。
数えながら歩いたけど、途中で数が分からなくなりました。
でもいいんです。
無事、たどり着けたから。
入口の引き戸は少しかがんで入らないと頭をぶつける高さ。
しっかりぶつけました。笑
お店は小上がりになった和室。
靴をぬいで雑貨を見る・・初めての体験です。
伝統的な柄だけでなく、今風のポップな柄も取り入れて・・。
だけど全てが不思議と調和していて、違和感なし。
パステル調の爽やかな色合いも、どこか優しくて。
こちらの現六代目は、女性の方。
木版画の優しい柔らかさは・・。
その方の個性が滲み出ているからかも。
今回購入したこの柄。
これも、今の六代目がデザインされたものなんだとか。
水の紋、くるりと巻いたうずまきが・・。
のどかで清々しさを感じさせてくれる。
気に入ってます。
入れて下さった袋には、だるまのスタンプがぺたん・・と。
これと同じ柄のブックカバーもありましたよ。
和紙に手摺りの版画を施して作ったブックカバー。
手から手へ。あったかい味を手でも感じる・・。
出会えて嬉しい。大事に使おうと思います。
ありがとうございます。
四条通りを四条烏丸の交差点から少し西に行き、小さな路地を入ったところ・・にお店があります。最初の看板があるので、分かりやすかったです。ブックカバーの他にも便せんなど色々木版画の雑貨があるので、実際に見てその魅力を感じてみて欲しいです。。
~ある日のつぶやき~
版画・・小学生の図工の時間にやって以来、ずっと縁がない。あくまで自分がそれを成すという話に限れば、だけど。商品として手に取り、購入する機会はもちろんある。だがそれが手摺りのものとなると、珍しいだろう。今回の竹笹堂の木版画、全て手摺りの作品だが、これがほんと、想像以上に存在感があってびっくりした。あたたかみ、ひとつひとつ違う個性、味わい・・どれも手摺りならでは。雰囲気が通り一遍でない、独特のもので、心地良いのだ。古いものを継承しつつ、新しいスタンダードが生まれていく・・その流れがこれからもずっと続く事を願う。。