おはぎを食べました。
「名代 おはぎ 玉製家(ぎょくせいや)」のもの。
千日前にとてもおいしいおはぎのお店がある。
営業時間は14時~売り切れまで。
知ってはいたんですが、なかなか訪問する機会がなく。
一度前を通りかかったら、定休日。
だから知らなかったんです、あんなに並ぶなんて・・。
都内ではよく行列を目撃していました。
飲食店、テイクアウトのお店、とにかくどこでも。
列に並ぶのが苦手なので・・。
5年の関東生活でも、列に連なった記憶は数えるくらい。
それが今回、一時間以上待つことになろうとは。
間違いなく人生最長記録。
嗚呼、この包みを手にするまでが長かった・・。
夫とでかけた先月のある日。
ちょうど近くにこのお店があることを思い出しました。
時計を見たら開店まであと数十分。
少し早いけど、と言いつつ行ってみると。
すでに20人くらいの列ができてる・・。え?!
びっくりしましたが、これもきっと開店までのこと。
お店が開いてしまえば、すいすい進んでいくはず。
そう話してのんきに構えていました。が、まさかまさかの展開。
開店しても、列は遅々として進まない。なぜ?
予想するに、きっとおはぎは注文を受けてから作っている。
お店から出てくる人が手に提げている袋を見ると・・。
大量買いの人も多い様子。個数制限はないのか。
そうこうしているうちに列は少しずつ、確実に長くなっています。
「これ、今並んでる全員買えるんかなぁ・・」
心配そうにつぶやいた、後ろに並ぶ男性の言葉に激しく共感。
売り切れ仕舞い、のプレッシャーがのしかかります。
だけど14時前から並んで不安になるとは。
「あー、どんだけおいしいんやろなー」
「○○○(←よそのお店の名前)なら速攻買えるで。秒、やわ」
「ちょっとうちが中入って、手伝ってきたろか」
いろんな声が聞こえてきます。
ふと横を見ると・・夫がお地蔵さんと化していました。
「はらへった・・」そうつぶやく夫。
おはぎ購入→遅めの昼ごはん、という予定が・・。
ここまで並んだらもうあきらめきれない。買うよりほかないです。
となりのお地蔵さんをなだめすかしながら、待つ待つ待つ・・。
ようやく買えたのが、これ。
バラ売りはしておらず、6個、8個、10個、15個単位での販売。
粒あん、こしあん、きなこの3種があります。
15個なら3種類全て入れて貰えますが・・。
それ以外は1~2種類のみ。
我が家は6個入り、粒あん&きなこ、にしました。
きなこは必ず当日中に、粒あんは翌日午前中まで大丈夫です。
と、上品な奥様から賞味期限を丁寧に念押しされました。
きなこはこちら。
さらっさらのきなこがたっぷり。
買ってから2~3時間後に食べたのですが・・。
今、目の前で作ってくれたんじゃないか、と思うほど。
どちらのおはぎも、とにかく柔らかい!
きなこが大変人気があります、とお店の奥様。
もちろんきなこもおいしかったです。
だけど私たちはこちらのおはぎなら断然「粒あん」派。
あっさりと甘さ控え目で、程よく残った小豆の皮も、風味が良い。
ありそでなかなかない、王道の味でした。
賞味期限内ならきっといつでも。
できたて柔らか、を楽しめる「玉製家」のおはぎ各種。
行列覚悟でどうぞ。
ありがとうございます。
お店の外観はさりげなく、すいーっと通り過ぎてしまいそうなほど。だけど、どこからともなく人が現れては列の尾に加わっていく。この大行列、今日は週末だしたまたまなのかなーと話しつつ、夫とこの後、お昼を食べるべくとあるお店に入りました。すると・・「あ、玉製家いかはったん?ものすご並んだでしょー。私らも時々並ぶんですよ。おいしいからねー」とお店の方。そっかぁ、この行列は曜日関係ないんだ・・と買った後でもその人気にうならされました。。
~ある日のつぶやき~
結婚してから数年は、お彼岸時期におはぎをこしらえていた。最近作ってないなぁ。さぼりも慣れると罪悪感が薄れてしまう・・いかんいかん。さて、おはぎ。おはぎっていつでもどこでもおいしい、日本の誇る伝統的な食べ物、甘味のひとつだと思う。お彼岸にはおはぎをこしらえてご先祖様にお供えする。家族でおはぎを食べる。そういう習慣も、忘れず大切に継続していきたいなぁ・・と今回正統派の美味なるおはぎを食べて思った。。