ふわっふわ。
大好きなとろろ昆布に出会いました。
先の白い紙袋の上からさらに、ビニール袋。
この状態で、常温保存して食べていってください、とのこと。
生きてる・・そう思いました、このとろろ昆布。
お店のヒントは、こちらのイラスト。
昆布の老舗「ぎぼし」。
昆布が大好きなんです。
遠足の時、酢昆布を持って行ってました。
小さい頃好きだったごはんのお供は、子持ちこんぶ。
出汁をとるにも、おやつにも、昆布。
いつも身近にあり、飽きず、私にとって欠かせない食材です。
「ぎぼし」の扉を開いて、中に入ると・・。
すっきり整った店内。
手間と時間のかかった、丹精込められた昆布の商品がずらり。
あられなどと一緒に昆布の入った、人気の品「吹よせ」。
昆布をほいろ(焙)したもので、そのまま頂ける「ほいろ昆布」。
どれも欲しくて困ってしまったのですが、この日購入したのは・・。
試食させていただいた、京昆布の「とろろ昆布」。
二種類あります。
外側をけずった「黒」と、黒がなくなって中側をけずった「白」と。
どちらもおいしかったです。
私はこの日「白」を購入。
どこまでもふんわり、上品な。
食感という食感を感じる前に溶けていく。
そんな中でも、昆布のうまみがしっかり感じられる。
くせのない感じが、なんにでも使えそうで、迷ってこちらにしました。
この二つのとろろ昆布が木の皿に盛られているこの写真。
写真を撮っていいですか?と尋ねたら、快くOKして頂き。
袋入りのを撮ろうとしたら・・。
「それじゃ、撮影しやすいように、皿に盛りましょか~」
と明るく、手早く、ささっとこのように盛り付けてくださったのです。
私が試食していたお皿は、もうカラになっていたので。笑
酢に浸した昆布を職人さんが丁寧に、かいて作っているという・・。
これ以上ない、ふわふわ。
芸術品であり、味わい深い一品。
これが、ほんとにすごいんです。
味噌汁に入れても、あっという間に溶けて、姿はおぼろ。
だけど味わいには、ぐっと深みが出ています。
料理の隠し味にも使っていますが、味見したら笑みが出る・・。
なくなったらまた、少しずつ買って味わいたいと思います。
ありがとうございます。
なんというか、ぱっぱぱっぱ使うというよりも、魔法のひとさじ・・という感じで、気持ちを込めて使いたい、そう思わせてくれる、とろろ昆布です。手づくりの偉大さ、きちんとした品物の気高さを感じます。あー、やはり昆布ってすごい。関西のおいしいうどんのお出汁だって、昆布なしじゃ考えられないし・・。昆布ブーム、持続中ながら、さらに熱くなりました。。
~ある日のつぶやき~
酢昆布好きの子供って渋い(笑)が、私は昔から珍味やこういう地味だけど旨みがある、というものが好きだった。といっても、スナック菓子なども好きで、平行して食べていたし、今でもそう。だけど年と共に徐々にその割合が変わってきた気がする。やっぱり地味だけど旨みあり、なものの割合が増えてきたかな。でもそれにこだわっているつもりはない。食べたいものを食べる、というのが基本的には一番体に良いと思っているし、なんでも「すぎる」ことは良くない。ニュートラルな心と体でいたら、自然とバランスがとれるもんだと思うので、そっちを心がけたい。。