これこれ。
ずっと恋いこがれていたものなんです。
神馬堂の「やきもち」。
白馬の包装紙が愛らしく、風情がありますね。
とにかくおいしい。冷めてもおいしい。
上賀茂神社の近くにお店があり、人気の品。
午前中で売り切れることもある。
色んな評判を目にするにつけ・・これは是非頂いてみたい。
そう思ってから、どれだけの月日が流れたことか。
まず、上賀茂神社まで行く機会がない。
お参りに行けばいいんだけど、どこからも少し距離があり。
車も持ってなくて、結婚後はめったに京都へも行ってなかったので。
頂く機会がありませんでした。
気になりつつ、頂けるのはまだ先かもなぁと思っていたら・・。
思わぬところで遭遇。
大丸 京都店の地下にあったんです。
お店に行かずとも、手に入る・・。この有難さ。
迷う間もなく、頭で考える隙もないまま、速攻でレジへ。
見つけた時が食べる時。
ほくほくして帰宅。早速包みを開いてみると・・。
ん?何やらしおりがはさんであります。
”かたくなったら あみ火にあぶって お上り下さい”
とのこと。
この字体、すごく味があります。どなたの手跡なのか・・。
わー、可愛い、いとしい姿。
なんともいえず、心があったまります。
ひとつ手に持ってしみじみ眺め・・ぱくっ。
おわー、これは、おいしいです。
餅、あんこ、とシンプルな材料だし、味もシンプルなんだけど。
文句なしにうまい。
そして、ちょっとオーブンであぶって再び、ぱくっ。
ぎゃー、香ばしさが加わって、絶品。
なにこれ・・すごすぎる。
期待しまくって食べて、それ以上においしいって。
なかなかないです。でもこの神馬堂の「やきもち」はそれでした。
冷めても、もちもち。
帰宅した夫に言いました。「とにかく、これ食べて」。
夫もおいしい、おいしい、と言って喜んでいました。
また次も絶対買おう。
ありがとうございます。
こんな感じのあどけない、純粋で素朴なお馬さんのイラスト。そして、シンプルな材料でシンプルな見た目の「やきもち」。だけど食べたら、うわーっと言いたくなるほどおいしい。なんなんでしょうね、これって。無意識に味を想像してましたし、期待してるといっても、自分で閾値が分かるつもりだったんですが、それを超えてました。久々に圧巻の和菓子を食べたなーという感じ。賞味期限が当日限りなのが、手土産にしようと思うと難しいのですが、それを超えてでも、会う人に勧めたくなる一品。こちらの「やきもち」を手に入れたその日に誰かに会う予定があるなら、「食べてみて~」と勧めたいです、ほんと^^。。
~ある日のつぶやき~
米が好き。おもちが好き、あんこが好き。だから和菓子も好き。今回みたいなシンプルなおもちって、私の中では無敵の存在。材料はシンプルで、同じ材料の商品だって色々なお店から出ているだろう。だけど味が違う、というのが不思議であり、面白いところだと思う。そうするとやっぱり、気持ちや心が味にあらわれるってことなんだ、と嬉しくなる。心を込めて作るって大事なんだな。。