ゴーギャン展、東京国立近代美術館

ありがとうな毎日 seeding of the happiness 竹橋の「東京国立近代美術館」に行ってきました。現在「ゴーギャン展」が開催されていて、竹橋駅を出た人がごっそり美術館に移動していました。私もその中の一人(笑)。想像以上の人の多さに驚きながら、購入したチケットを写してみました。チケットにあるこの絵画が、今回日本初公開となる大作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」です。うろ覚えで人に話すと確実に間違ってしまいそうな(笑)タイトルのこの絵の他、どんな絵画があるかな~と楽しみに入館しました。よく知られているのはタヒチの女の絵で、私もそのイメージしかなかったのですが、タヒチに渡る前の初期の作品はそれと違っていて、ほんわりした感じです。徐々にシンプルでよりどっしりとした濃さが出てきているような気がしました。それから後タヒチで描かれた自然や女性の姿にはパワーが漲っていて、使われている赤と黄色が力強いです。女性は皆どこか悲しいような、もの想う顔・・。手と足がとても大きくがっしりと描かれているのが印象的で、大きな裸足の足を見ていると、地面・大地のイメージが浮かびます。次は晩年の作品群。再び訪れたタヒチで失意の日々を送るゴーギャンが、遺言として残した大作が「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。本当に大きな作品で、部分部分に描かれた人や動物を見て、全体を見て・・・なんだか絵の前で立ち尽くしてしまいます。特に右下の対になった二人の瞳。言葉にできない感じ。あの世を思う自分の心の中をのぞいているような気持ちがします。この大作の前はたくさんの人がいても、し~んと静まり返っていました。普段は忘れている、あるいは気付いていない、自分の心の畑を耕せたような体験ができました。

ありがとうございます。

「ゴーギャン展」は7月3日(金)~9月23日(水)まで開催されています。

写真の芝生の奥にあるのはミュージアムショップ。絵葉書をみるのが好き

です。そして、美術館に併設されているカフェやレストランに行って、ぼ~っ

と一人、余韻に浸るのも好きです。