謹賀新年。
今年もよろしくお願い致します。
写真は2012年・壬辰のおせち。
手前から一の重、二の重、三の重、です。
今年のおせちは注文していたんです。
だから「年末何にもしなくていいんだ~」と思っていたのです。が。
我が家でよく消費する、黒豆ときんとん。
これは足りなくなるだろうから、作る事に・・。
そして夫がお土産で買って来てくれた数の子。
めんどくさいよーと言いながら(笑)下処理して、これも作りました。
注文したおせち。
大晦日、受け取りに行って、さっそく中を見てみると・・。
お、薔薇の形のサーモン。
いかの松笠焼。
信田巻に、蓮根、しいたけ、里芋、数の子もある・・。
帆立の照焼に黒豆・・。ん~、頂くのが楽しみ。
おせち料理は「神人共食」、年神様にお供えして一緒に頂く料理。
お重も、”良いことが重なるように”との願いが込められています。
両端が細くなった箸は、片方を神、もう片方を人が使うのだとか。
食材それぞれにも、縁起の良い意味を持たせてあります。
いにしえの人々の願いや祈りの気持ちが形になったもの。
それが、おせち。
保存食の意味あいを持っていた以前と比べて、薄味になってきたこと。
手作りできなくても、注文したら手に入るようになったこと。
このようにおせちにまつわることで、少し変化があったとしても。
おせちを頂く、おおもとの気持ちは変わらないはず。
それを大事にしていきたいです。
古来から受け継がれてきた伝統。
祖先の願いに、自分達の気持ちを重ねて・・。
感謝の思いでまた一年、一日一日をすごしていこう。
ありがとうございます。
今日からまた新しい一年が始まりますね。お屠蘇を飲んで、お雑煮食べて、おせちを頂いて、初詣に行って・・。きっと日本全国でそれぞれのお正月を過ごされていることでしょう。小さい頃から今までずっと続いてきたお正月。この習慣・伝統の大切さや重みを分かってきたのは、最近になってからかもしれません。意味が分からなくても、全部が全部きちんとできなくても。家族で、夫婦で、親子で、ひとりで、友達と集まって。みなが年神様と一緒に、新しい年を祝うことができたら、それが一番良いお正月のすごし方なんじゃないかな~と思います。。
~ある日のつぶやき~
おせち料理。結婚するまで母が作ってくれたものを食べていた。小さい頃は黒豆ときんとん以外はそんなに印象に残っておらず、すぐ飽きて違うものを食べていた。が!大人になったら変わった。おせちに入っているもののほとんどが大丈夫、というかむしろ好きな味・料理であることに気づいた。年を重ねて嗜好が変わったのか、日本人のDNAに刷り込まれた味覚に戻っていったということなのか・・。おせち苦手っていう人も、自分の好きなものだけ食べる、または好みの味つけで数品だけでも作ってみる、などするとまた違ってくるのでは・・。儀式や型はあなどれない。それをなぞることで分かる心があるから。。