上田宋箇流 宗冏宗匠御好 薄茶 千歳の友

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

久々にお茶を点てました。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

点てたのはこれ。

上田宋箇流 宗冏宗匠御好 薄茶 千歳の友、です。

「上田宋箇~武将茶人の世界展~ 」のお土産として購入しました。
宗冏宗匠は当代(十六代)御家元です。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

薄茶と濃茶の二種類があり、その違いを訊ねてみたところ。

薄茶はさっぱりした感じで、濃茶は少し甘みが強いとのこと。

一瞬迷ったのち・・。

さっぱりしているという「薄茶 千歳の友」にしました。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

「花はただ 一時なれば松を植て これを千とせの 友となさばや」

という、上田譲翁(十二代家元)作の和歌から命名されたこのお茶。

どんなお味でしょう。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

爽やかな新緑を思わせる色合い。

茶杓でひとさじ掬って・・。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

入れました。

ここにお湯を注ぎ、茶せんでしゃかしゃかと点てて・・。

それがトップの画像。

心静かに、一服のお茶をいただきます。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

くっと最後のひと口を飲みほす時。

あたたかな心と同時に、清清しい気持ちが湧いてくる・・。

この感じが好きです。

肝心のお味は・・。

教えて頂いた通り、とてもさっぱりとしています。

色味同様の爽やかさ、軽やかさを感じました。

親しみやすさと上品さを兼ね備えた美味です。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

こちらは以前、上田流和風堂に伺った際に頂いた扇子。

初めて和風堂に足を踏み入れたのは、今の御家元が若宗匠でおられた

頃のこと。ふた昔近く前で、当時私は大学生でした。

その後、学生時代に何回か訪問する機会があり、いつもすごく楽しみで。

和風堂で行われた会合でこの扇子を頂き、今も大切にしています。

閉じたまま用いる事の多い扇子ですが、中の絵や書も重要。

この扇子はすっきりシンプルな図柄です。

そして温かみと目出度さが感じられるもの。

「薄茶 千歳の友」は・・。

親しい友のため、大切な人のため。

心を込めて点て、あたたかく和むひとときを分かち合いたくなるような。

そんな味わいと雰囲気を持った、素敵なお茶でした。

ありがとうございます。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness お抹茶は好きなのですが、自宅で点てることは最近ほとんどありませんでした。だけど今回「千歳の友」に出会い、道具を引っ張り出しました。お茶碗や茶杓は私の無沙汰を責めることなく、楽しいひとときのお供をしてくれました。この時食べたお菓子については次の記事でご紹介しますね^^

~ある日のつぶやき~

茶道は裏千家と上田宋箇流を学んだ。だけどそのどちらも今はあやふやな記憶・・作法などは毎日とはいかないにしても、毎週のようにお稽古しないとやはり忘れてしまうもの。また習う機会があれば茶室に通いたいが、通えなくてもこうして茶を点てて喫する・・その時間を日常の中で持てれば、あわただしい生活の中でも、心の休息を得られるのではないか。しばらく忘れていたこの感覚を今回思い出せたので、これから時々お茶を点てて、和やかなひとときを持ちたいと思う。。