鎌倉大仏のある高徳院から大仏通り商店街を通り、そこから東に向かって歩くと・・。
旧前田侯爵家別邸で国登録有形文化財でもある「鎌倉文学館」に着きました。
この建物の感じ・・粋で風格もあって素敵です。
門をくぐると、建物まで道が続いています。こんなトンネルもありました。
門から自分の家までの間にトンネルがあるなんて・・。めったにないですよね。
猛暑の日差しも木立の影が遮って、しんと静かな一角です。涼しい・・。
ふと地面を見ると、こんなイラストが描かれていました。だるまちゃんです。
そう、この日は「かこさとしの世界」という特別展があり、これを見るために来ました。けんけんぱ、の絵に従って、私もやってみたかったけど、人がいたので自粛。
だるまちゃんとてんぐちゃん、からすのパンやさん、はははのはなし、など、かこさとし氏の絵本は小さい頃から慣れ親しんだものばかり。原画を見ることが出来て感激。
館内は撮影禁止なので、自分の生の目でじっくり楽しみました。
建物内には休憩所があり、ベランダに出ることもできます。
そのベランダからの眺めが最高なんです。まさに絶景!
海が見える・・白いヨットが浮かんでいて、この風景は本当に贅沢。ベランダには木のテーブルと椅子があり、そこに腰掛けてゆっくりと芝生越しの海を眺めました。
誰もいなかったので「あなたーお茶が入りましたよー」と、おほほマダムの口調で夫に話しかけると、夫はまた始まった、とでも言うように苦笑。
いいの、いいの。私は”あったかい紅茶とクッキーを横に、ベランダで読書を楽しむ奥様”の気分に浸りました。
これは、文学館を出て庭から海の方を撮ったもの。
ベランダからだともう少し高い位置なので、見える海の面積がもっと広いんです。
ちょっと想像で海の部分を足してみてください。(むずかしい?)
帰りにこんなちょっと雰囲気よさげなイタリアンのお店を見つけたり・・。
道の先に「ころっけ」という小さい看板を発見しながら、またてくてく。
ありがとうございます。
鎌倉文学館は、旧前田侯爵家の別邸を鎌倉市が寄贈を受け、鎌倉ゆかりの文学者の文学資料収集・保存・展示等の活動を行っている施設。昔から(今もかな)多くの有名な文人がここ鎌倉の地に住み、優れた文学作品を生み出しています。大学で日本の近代文学を専攻していたので(もう結構忘れてますが^^;)、この人も、この人も鎌倉に住んでた事あるんだと一人興奮して常設展も見て回りました。立体的な鎌倉の町の模型も良かったです。この看板は文学館の庭に設置してあったもの。くもの形をみて、どんな雲か分かるようになったら、かなりすごいですよね。。
~ある日のつぶやき~
雲の形を見て、天気を予想する・・予報については他にも判断基準があるんだろうけど、最初に気づいて研究した先人がいるから、今みんな天気についてある程度の予測をたて、準備することができるのだ。一人ではなく、数え切れないほど多くの人達の研究の結果。人の歴史の縦軸、横軸が織り成した成果・・。天気に限らず、今当たり前みたいに私たちが享受しているもの全てがそう。何かを見て、一歩踏み込んだことを感じ、考えて調べ、つきつめていくこと。それをなした人はそれが自然な流れだったのかもしれないけど、やっぱりすごいことだと思う。そうそう、空に浮かぶ雲を見て思い出すのが、ドラえもんの持ってる道具。スプレーしたら雲が固まって上にのることができる道具がある。それで雲を固めて昼寝したい・・と子供の頃いつも思ってたけど、大きくなったら流石にそれは出来ないって分かった。でもね、くっきりした輪郭の雲を見た時今でもふと「もしかしていけるんじゃ・・」と思ってしまうことがある。みんな、思ったことないかな。。