先日、米こうじを使って甘酒を作りました。
またまた”発酵もの”シリーズです。
これは二倍に希釈したもの。
出来上がった、甘酒(のもとになるもの)がこれ。
とろりとして、少しクリームがかった色になっています。
四角く成形された「米こうじ」を、手でほぐして炊飯ジャーに入れたところ。
ここにお湯を入れて、高温にならないよう気をつけながら、数時間保温します。
と、出来上がったのがこちら。
柔らかいおかゆみたいな見た目です。
買った本に載っていた作り方を参考にしたのですが、70度のお湯、60度以下で保温・・など結構細かい温度管理をしないといけませんでした。
温度計があった方がいいけれど、あいにく家にはない。けどすぐ作ってみたい。という訳で、またしてもいつもの「なんとなく・・」な勘で、様子見しながら作りました。
お湯は、大体これくらいの熱さなら70度かな、という感覚で用意。
保温してる最中も、少し熱いぞ・・と感じたらスイッチを切る、というやり方で作業。
ちょっと調べてみたところ、温度管理に成功したら、こうじ菌が生きたまま発酵していくので、米こうじの糖化という現象が起こり、甘くなるとのこと。
数時間後、祈るような気持ちでひと口味見。わわわ、甘いぞ!やった!成功だー!
鼻歌まじりにカップの中へ甘酒(のもと)を投入ー。
同じくらいの分量の水を加えて、いただきます。
んわー、これはおいしい。
以前、神田明神さまにお参りして立ち寄った「天野屋」で飲んだ甘酒(この記事* )を思い出しました。その時も書いたのですが、お米のミルク、といった風情の味。
しっかり甘い、だけどさらりあっさりとした後味なんです。
自分で米こうじから甘酒が作れる・・この事実がこの上なく嬉しい。今回はたまたまうまくいったけど、今度作る時はちゃんと温度計を用意しよっかな。
ありがとうございます。
今回使った米こうじは200g。多めにできたので、こんな風に容器に入れて冷蔵庫で保存しています。少し取り分けて冷凍にもしました。発酵ものは生きているので、味がちょっとずつ変わっていくのも楽しいところ。発酵ものシリーズ、これからも続けていきます^^♪
~ある日のつぶやき~
小さい頃から甘酒が好き。母が作ってくれた甘酒は酒かすを使ったものだったけど、大人になってから米こうじの甘酒を知った。といっても両者が全くかけ離れたものではなく、お仲間みたいな関係だが、それぞれの味の違い、おいしさがあって私は両方好き。甘酒は冬の飲み物といったイメージだけど、江戸時代には夏に”暑気払い”として飲まれていたそう。飲む点滴とも呼ばれるほど、栄養価の高い甘酒。おやつ代わりにちょいちょいこういうものを摂ると、体内環境も良くなりそう。。