色あざやかで可愛らしいマトリョーシカがいっぱい。
こちらには、こけし。素朴な木目に施された表情は大人しく、マトリョーシカが「動」なら、こちらは「静」という感じ。控えめな愛らしさをたたえています。
これら魅力的なこけしとマトリョーシカがあるのは、鎌倉・由比ヶ浜にある「コケーシカ 」。初訪問してきました。
お店の外観。わくわくします。
江ノ電の「由比ヶ浜」駅から徒歩10分かからないくらい。詳しい地図なしで行ったので、ここでいいのかな・・と不安になりながら小道を進み、お店の外観が見えた時は、ほっとしました。小さなお店の中は、こけしとマトリョーシカのパラダイス。テンションが上がって、心臓ばくばく。じっくり見ていきました。
伺った時は、ちょうどこの日からロシアのマトリョーシカ作家さん3人の作品展が開催されていました。同じマトリョーシカというくくりの中でも、それぞれ個性があって全く違う表情のマトリョーシカたち。
日本のこけしがロシアに伝わって出来たといわれている、マトリョーシカ。入れ子になっているので、中の子たちの表情も気になるところ。並べてみると、色のバランスもよく考えられていることが分かります。
2人組のイラストレーター「100% ORANGE」さんとのコラボ商品もありましたよ。鎌倉といえば、の大仏さんと、リトルブッダ。ほのぼの。可愛いです。
お店には、作家さんの作品のほか、コケーシカオリジナルのこけしやマトリョーシカもたくさん。デザインをして、ロシアで作って貰っているのもあるそう。貴重な材料で作られたもの等あり、見るだけで心の栄養になるような作品がわんさか。
郵便こけし、というのもありました。写真の子は飾りっぽいですけど、中に巻物みたいにして手紙を入れ、定形外郵便で送ることができる「こけし」も販売されていました。こんなん来たら、びっくり嬉しくて「ぎゃー」です、ほんと。
一見、能のお面のようなシンプルな目鼻立ちの「こけし」。おめめぱっちりで、洋服もカラフルな「マトリョーシカ」。ふたつは姉妹のような関係だったんですね。
無駄なものを削ぎ落としたこけしの表情は、心の奥・・芯からほっとできる気がします。押し付けがましくない佇まいが良いな。マトリョーシカは、色彩からして華やいだ気分になるし、感情豊かでユーモアのある表情が笑みを誘い出します。
いざ、鎌倉!で思い立ってやってきたこの日。たくさんのこけしとマトリョーシカに会えて、心がぽかぽかしました。
ありがとうございます。
コケーシカの営業日は金・土・日・月・祝。ずっと気になりつつ、中々行けなくて、この日思い切って、えいっと行ってきました。思ったより小さな店内でしたが、ずらっと居並んだこけしとマトリョーシカの数は、本当にハンパなくて、ひとつひとつ見ていたら結構な時間がたっていました。お店では、SAVE JAPAN ありがとう KOKESHI SMILEプロジェクトというのも行われていて、チャリティーこけしの販売も。”夢を売る店”コケーシカ鎌倉は、コケーシカ代表である沼田氏の思いがいっぱいに詰った、ほんとに可愛らしくて素敵なお店でした。。
~ある日のつぶやき~
心がへしゃげてぼーっとしてる時、にぎにぎしいものを受け付けにくい時でも、こけしの表情、愛らしさはきっと、すぅーっと心の中に入ってくるだろう。ときに、そっけないほどシンプルな表情は潔くて可愛らしく、退(ひ)くことで増す魅力を感じさせる。あー、こけしっていいな。そしておおらかで素直なマトリョーシカも。コケーシカ訪問は、わきたつ喜びを感じて幸せなひとときだったな。。