この日初訪問した茨城県水戸市にあるウイスキーショップ「太萬川ヤ SHIGE商店」と店内のカフェ「オカエリ。」はご夫婦で切り盛りなさっているお店。「オカエリ。 」は作家さんの作品とカゴなどを扱うお店であり、おいしいごはんとおやつを頂く事もできます。「今日のごはん(¥750)」で前菜とパスタ(ジェノベーゼ)を食べた後で「今日のおやつ」も頂きました。ガトーショコラとシフォンケーキもあったのですが私はこの「洋梨のタルト」にしました。皿にしかれたチョコレートソースにタルト、バナナや葡萄、ミントが添えられています。洋梨のスライスがたっぷり乗っていて瑞々しく、中のフィリングはとても柔らかく、タルト生地はかりっと硬くて優しいバターの香り・・おいしいです。これがランチ価格プラス¥200で頂けるとは、いいの~?ってくらいお得です。
ドリンクは温かい紅茶にしました。ポットにたっぷり入った紅茶と一緒に運ばれてきたカップ&ソーサーはマイセンのもの。いくつか種類があり、これらはSHIGE商店オーナーさんの奥様であり、カフェの仕入れや料理を担当しているmariさんが今まで集めてきたもの。使う器で味も違ってくる気がするから、お客様に良い食器で味わって欲しくて・・とのこと。ほんとそう。同じ紅茶でも使う器で味は変わります。そう感じるものだ、と思います。だからこそ、この心遣いは嬉しい。きれいな波のような模様の美しいカップ&ソーサーで、おいしい紅茶がさらに上質の味になりました。。
「オカエリ。」はmariさんの好きなものだけで出来た空間です。淡くて深みのあるラベンダー色の壁。ディスプレイされた日本の昭和レトロ&古いアメリカの食器。ミニチュアの雑貨など。色や形、持ち味もそれぞれ異なるこれらが並んでいる様は、なぜか落ち着きほっとしてくつろげる雰囲気をかもし出しています。これらをまとめているものは、mariさんの「好き」という感覚、センスです。温かくて可愛らしくて優しい・・このイメージはそのままmariさんにつながります。お店ってあるじそのもの、なんですね。「オカエリ。」は、親しい友達など、自分を喜んで迎えてくれる誰かの家に遊びに行ったような、一瞬でそんな気持ちになれるお店です。
ありがとうございます。
ウイスキーショップとカフェ両方の接客・販売を、ご夫婦がとても良いコンビネーションでされています。店内におかれたもの、どれひとつとして適当なものはなく、好みの目線で選ばれたセンスの良いものばかり。といっても”見て見て”感は一切なく、ほんとにさりげない。だから落ち着くのだと思います。主張しなくていい、主役はお客様というmariさんの考えがここにも表れています。辻調で学び、5人のおこさんのお母さん(!独身といっても十分通用するくらい、若くて綺麗な方です^^)でもあるmariさん の、ほそ腕から生み出されるごはんは、とってもおいしくて優しい味。優しくなれる味、でもあります。今年のバレンタインデーにオープンしたとのことですが、もうすでに沢山のリピーターさんがいらっしゃるよう。そしてご年配のお客様も多いのだとか。おしゃれなカフェでありながら、幅広い年代の方が気軽に立ち寄れる雰囲気があるって素晴らしいことだと思います。この日もご近所らしきおばあちゃんや主婦の方たちが来られていましたが、皆さん良い笑顔でおいしそうにケーキを食べながらおしゃべりされていました。。
~ある日の私~
急がなくてはいけない時や、一瞬どうしようと思うような事が起きた時。私が「あらら~どうしましょ~」と軽く言ったり「ほんとにほんとにほんとにほんとに大丈夫~♪(富○サファリパークのCMソングのメロディで。)」と歌いながら準備したりしていると、ふと感じる冷たい視線。夫だ。いわく、「あの~、ちゃんと考えてんの?!」そしてアホらしさにつられて笑ってしまっている。そそそ、なんとかなるものなのさ~ワラッテワラッテ≧(´▽`)≦