人気企画「一筆箋展」が、
8年ぶりに開催される。
このことを知り合いの
イラストレーターさんの告知で知り、
おじゃましてきた。
9月3日から始まった「一筆箋展」。
会場は難波の「オソブランコ」*。
大きさは、縦18cm×横8cmほど。
短冊型の細長い「一筆箋」。
手紙のように大げさなものではなく、
ほんのちょっと、
お礼の気持ちやメッセージを伝えたい、
という時に便利な便箋だ。
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今回は、イラストレーター50名に
自由な発想でイラストを描いてもらい、
前回同様「レトロ印刷JAM」で印刷、
展示しているとのこと。
”レトロ印刷”とは、
オフセット印刷とは原理の違う、
シルクスクリーンに近い孔版印刷で、
データ作成も含め、手触りや質感も
版画のような趣き。
かすれや色ムラ等を味として楽しむ、
というもの。
この独特の印刷が人気をよび、
全国でも知られる存在となった
「レトロ印刷JAM」*。
この度、台湾に新店舗オープンの
運びとなり、それを記念した
企画でもあるのだそう。
一筆箋の小さなスペースに、
それぞれの個性、持ち味が
生き生きと展開されている。
レトロ印刷の風合いとマッチして、
どこかあたたかく、懐かしく、
全体的に ほのぼのした風情だ。
書くスペースをたっぷりとったもの。
ひと言でも様になるデザインのもの。
書く方も、受け取る方も
わくわく楽しくなるような一筆箋が
並ぶ。
一筆箋という決まり事以外は、
なにも制約のない、
テイストも色も様々な表現を
堪能できる。
堅苦しくなく、手軽に心を伝える
コミュニケーションツール、一筆箋。
第一線で活躍する
イラストレーターの皆さんの作品を、
目で見て、手に取り、購入し、
実際に使うことができる。
楽しくて実用的なイベントなので、
ご興味あるかた、ぜひ。
一筆箋は、1セット3柄×4枚=12枚入り、324円。
9月30日まで開催されていて、オソブランコは水曜・第二土曜が定休日なので、今後は水曜のお休みに注意。11月からは台湾へ巡回する予定。詳細はオソブランコのサイト * を参照のこと。
会場では各イラストレーターさんの略歴に加え、使われた紙やインクの種類も展示されているので、参考になると思う。
引きの写真ばかりにしたのは、「一筆箋」の実物を実際に目で見ることで、イラストや印刷の味わいを感じて欲しかったから。私も購入して手元で見ているが、本当に色味が綺麗で味があり、じわじわ魅力が伝わってくる。紙とのマッチングも良く、素敵だ。
関西の皆さんはもちろん、旅行でこちらへ来られる方々にも、8年ぶりに開催されている「一筆箋展」、ほんとおすすめ。。