私に明るく接してくれている
あの人は、
別の誰かの前で暗い面を見せている
かもしれない。
苦手なあの人にも良いところはあり、
親しい人でも相いれない部分はある。
本人も気づいていない面が、
一人の人間の中に沢山ある。
人間は多面体だ。
こうだからこう、とすんなり
割り切れないことが沢山ある。
だから「人対人」というのは複雑で、
悩みも生まれる。
ただ思うのは
他人に期待しすぎるから失望するし、
苦しくなる。
他人は自分とは全く違う思考を持ち、
コントロールなどできない。
その時々、是々非々で、
目の前で起こる現象を見つめる。
何も意味はない。あるようでない。
あるのは、現象を自分がどう捉えるか
という違いだけだ。
その人そのものというより、
現象で見る感じ。人として「ない」
ことをしない限り、その現象に対し
どう解釈するか。
「罪を憎んで人を憎まず」って
深いなぁと思う。
本心でない言葉、非のない人への
一方的な危害・攻撃などは、言った
本人に返る。
自覚なしなら仕方ないが(言っても
わかってもらえないという意味で)
罪作りなことは
出来るだけしない方が良い。
社交辞令は
言うのも言われるのも苦手。
行くと言ったら行く。
すると言ったらする。
好きだから好きと言う。
自分の心に正直でありつつ、
相手を思いやる。
言葉の重みを知り、約束を守る。
これを実行している人は、
いろんなものに守られる。
誠実という芯が一本あれば、
多面体で手綱を引き締めるのが
難しい人間=自分という存在も、
どうにか誰かの信用に足るものと
なるだろう。
正直でいて、約束を守る。
大事なことって、
いつもシンプルだなと思う。
期待と信頼にこたえられる自分でいたい。