「粟善哉」を食べました。
白餡の中に、まぁるい粟餅がふたつ。
箸で持ち上げると弾力のある柔らかさ。ちょうど良い感じ。
おいしかったです。
先月中旬のこと。
夫と二人でJR大阪三越伊勢丹の地下へ行った帰り・・。
「老松」の期間限定イートインの前を通りかかりました。
二日間のみの開催とのこと。
メニューの「粟善哉」という文字に釘づけになった私。
「お茶していこうか」と言う夫の声に頷きつつ、暖簾をくぐって中へ。
ここはもともとイベントスペースなんでしょうか。
学生時代、教室を模擬店にした「文化祭」を思い出させる雰囲気。
席に着き、夫は「あんみつ」、私は「粟善哉」を注文して、しばし待つ・・。
と、ほどなくして登場。
粟善哉です。
よく見ると、箸が違う。
これは間違いではなく、黒文字と赤箸の対にしてあるんだとか。
お店の方に意味を尋ねると、「食べやすいように・・」というお答えでした。
そ、そうなのか~。そういうもんなんだ、と納得することにして・・。
いただきます。
ふたを取ると、とろみのある白餡の中に粟餅が入っていました。
ひと口頂いた時にはてっきり白みそかと思ったのですが・・。
メニューには白餡とあるので、みそじゃなく、餡なんですね。
粟ぜんざいといえば私の中の定番は・・。
黄色くもちっとした粟に、黒くなめらかなこしあんがかかったもの。
この定番がいっち好き!という事に変わりはないです。が。
たまには違うタイプの粟善哉も面白くていいですね。
粟のぷちぷちした食感も良い。
こちらは夫の「あんみつ」。
ちょっと貰いましたが、この黒みつが絶品でした。
あんもおいしかったなぁ。あんずも。
寒天だって、ぷりっぷりだったし。
伊豆諸島・新島産の天草使用なんだとか。なるほど~。
期間限定イートインにて・・「粟善哉」&「あんみつ」、老松。
和菓子をテイクアウトするのもいいし。
こうして腰を落ち着けてイートインするのもまた楽し。
ありがとうございます。
老松といえば、昨年食べた「夏柑糖」も爽やかな美味でした。今回、通常のテイクアウトのみのお店とは別に、イベントスペースで期間限定イートインが設けられていたので、初訪問。「ここでしか・・」とか「今だけ・・」という言葉に弱い私。お店の方の呼び込みと、粟善哉の文字に惹かれて入店しました。店内は常に満員御礼。限定という文字に弱いのはみんな同じなのかも・・と思ってちょっとほっとしました^^。。
~ある日のつぶやき~
我が家は二人とも甘いもの好き。甘味処や喫茶店に行ったらそれぞれ違う甘味をたのみ、二人で少し分けつつ食べる。その際、乙女チックなきゃぴっとしたメニューをたのむのは夫の方である、という事に気づいた。今回もあんみつが私の方に来そうになったが、実際は粟善哉が私。ん~、なんちゅうか、地味なんやね、私の好みが。夫はこってり、ゴージャス、カラフルなものを選ぶ傾向が強いため、どうしても華やかなものになる。あっさり、シンプル、素朴なものが好きな私は、どうしても色味が地味なものになる事が多い。でもそれがそれぞれの好みなんだから仕方ない。これでいいのだ、うん。。