おいしい、いちじくタルトを食べました。
このタルトのお供は・・。
煎茶。
ここは京都・宇治。
JR宇治駅前にある、洋菓子店「マロン」にて。
お店の外観がレトロで気になって、入ってみることに。
すると、丁寧に作られたとひと目で分かるケーキ類がずらり。
価格も良心的。
この後、観光の予定もあり、持ち帰るのは難しい・・。
だめもとで店内で食べてもいいか伺うと。
どうぞどうぞ、そちらにお座りになって、と嬉しいお言葉。
ふと見ると、店内に二席分のイートインスペース。
あったんだー。
そして、テイクアウトの価格だというのに。
お茶とお皿にフォークまで添えて出してくださったんです。
静かに、でも踊りたくなるほど嬉しい気持ちで頂きました。
フレッシュないちじく。姿はうるわしく、甘く、とろけるようにおいしく。
タルトのフィリングもしっかり実直な味。
優しい美味・・お人柄が出ますね、作ったものには。
ほっとして、心があったかくなりました。
煎茶の湯気もご馳走。
お店のおかみさんが今イチ押し!というお菓子。
それが、こちら。
栗のお菓子です。
しっとりした生地の中に、栗のダイスが沢山。
形も栗、中も栗。店名は「マロン」。
まさに、栗・栗・栗~なお菓子。
すごく気に入りました。
レモンケーキ。
私はレモンケーキにはなつかしい思い出があり、見過ごせません。
ここ、「マロン」にもあったので、早速購入。
見ての通り、ふんわりと綺麗な焼き目のついたお姿。
ほんのり香るレモンが爽やかで、しっとりした食感。美味でした。
次に向かったのは世界遺産の「平等院」。
鳳凰堂はちょっと残念なことに、工事中。
でもこの光景も貴重だよね、と話しながら拝見しました。
鳳翔館というミュージアム、これがまたすごくて。
対になった鳳凰、梵鐘など国宝がずらり。
優美で威厳のある鳳凰にも魅せられつつ。
圧巻だったのは・・。
様々な楽器を奏でて舞っている、雲中供養菩薩像。
それぞれがそれぞれに、本当に素晴らしいです。
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「マロン」のどのお菓子が・・というより、お店が丸ごと良い。
宇治で「マロン」というお店に出会ったこと。
優しい笑顔と甘いお菓子で満たされたこと。
日常の出会いと、ほっとできる何か。
これらは、自分が生きながらにして供養されているようなもの。
そんな気がしています。
うん、やっぱり有難い。
ありがとうございます。
小さなお店です。ソフトクリームの看板も出ていますね。町の親しみやすい洋菓子店という感じ。こういうお店が本当に好きなんです。地元の人に愛され、長く続いているお店は、そのお店の方の人柄が全てに滲み出ている・・そんな気がします。味も雰囲気も優しく、食べたら気持ちがほっとするような。心って味わえるんですね。そういうのを味わうのこそ、生きてる幸せだなと思います。。
~ある日のつぶやき~
年ごとに体の曲がり角がくるなーと思う。30歳、40歳・・その時になってみないと分からないことがある。今までは大丈夫だったけど、ちょっと厳しくなってきたな・・ということも、色々出てくる。それを悲観的に捉えず、ギアチェンジのサインだと思って、「さーきたぞ。さてどうしようかな」と、楽しむ気持ちでいたい。そう思ったら、不調な箇所さえ貴重で、よくぞ知らせてくれた・・と嬉しい気持ちになる。それはもっと重大なことになる前のお知らせであり、より快適に生きるための大事な基礎のようなもの。あーしんど・・と一時へこんだとしても、対処できるし、改善できるはず。そう思って落ち込みすぎないようにしたい。自分もそうだし、自分の大切な人たちもそう。助け合いながら、より元気でいられるよう、出来る努力をしようと思う。。