これ、初公開ですね(笑)。
私の愛用している針山です。
結婚当初、裁縫にはまっていた頃に作りました。
・・って、今回紹介したいのはこの針山ではなく。
針山のてっぺんに、ちょちょんといるお二方。
うさぎとひよこの待ち針なんです。
先日、京都に行った時のこと。
三条の商店街を歩いていたら・・。
ん?なんだろう、この行燈。
針と書いてある。
奥を見ると・・。
通路がある。
ちょっと行ってみよう。
そう思って、ビルの入口横の路地を奥へ進むと・・。
!!!
何?ここー。
庭がある、そして、奥に一軒家がある。
どうなってるんだ?
まるでお茶室みたいな可愛らしい家がお店のようです。
早速進んで、ドアを開けてみると・・。
にこやかに出迎えて下さったご主人。
昔からこの地で、針を商ってこられたそう。
針は、かさばらないお土産として武士も購入していたとか。
へぇ~、そうかそうか。
目立たないけど、ないと困るもの・・針。
今も昔も、繕いもの・仕立物には欠かせない道具ですよね。
縫い針についてのお話を聞きながら、カウンターに目をやると。
私の目は釘づけになりました。
だって・・。
みてください!
作家さんがひとつひとつ手づくりで作られているそう。
飾り用とのことなんですが、これ、待ち針なんです。可愛い~。
見過ごすことはできません。
店先に置いてある虫眼鏡で、じっくり表情を確認。
ふたつ、選びました。包んで頂いている間、お話を伺うと・・。
お店の場所について。
「よく皆さん迷わはるんですよー」とご主人。
地図を見てここに来ようと思ったら、迷うかも。
余りに意外な場所だから。
私は全然知らなくて、ひょいっとのぞいてみたら、あった・・という感じ。
商店街のビルの奥・・え?ここ?という場所にあります。
今回購入した待ち針みたいに・・。
小さくて愛らしい、だけど充実の品揃えの「みすや針」さん。
おすすめです。
ありがとうございます。
こんな場所にこんなお店が・・本当に京都は奥が深いというか、びっくりしました~「みすや針」さんの存在には・・。お店の歴史は古く、現在十七代目というご主人が迎えてくださいます。和裁・洋裁の針、種々様々な針が沢山置いてあって、お話を伺うのもまた楽し。今回の待ち針を見て歓声をあげている私に「こんなんが針山にあったら、ほっこりしますでしょ」とご主人。ほんと、そう。興味のある方はぜひぜひ。迷いながら行ってみてください。。
~ある日のつぶやき~
生活していくうえで、あってもなくても大勢に影響がない・・というもの。そういうものこそ、気持ちを豊かにしてくれるなーと思う。物が増えすぎるのは自分としても居心地良くないので、なるべく物をもたないように、もたないように・・と心がけているが、必要なものだけ!と区切ってしまったら、なんとも味気ない生活になってしまうことだろう。「なんでもすぐ捨てる・・」と夫によく嘆かれる私だが、これでもバランスをとりながら、取捨選択しているんだよーと言いたい。心がほっとしてあったかくなるもの、心が落ち着いて乱されないもの、に囲まれて暮らしたい。整理整頓、すっきり暮らす・・というのは、これからもずっと生活するうえでの一番の目標であり続けると思う。。