つるっと・・。
くずきりを食べてきました。
この日も京都へ。先月下旬でした。
だけどやっぱり・・暑い。本当に今年は残暑が厳しかったですね。
毎日行ってる訳じゃないんですが(笑)、京都の記事が続いています。
写真は、四条大橋。南座が見えますね。
てくてくまっすぐ歩いて・・こちらに着きました。
「鍵善良房」です。
江戸時代・・享保年間に創業したというこちらのお店。
和菓子はもちろんですが、やはりやはり。
こちらといえば「くずきり」、じゃないでしょうか。
といっても、今まで食べたことはなかったんです。
行った時は混雑していて。
この日は程よい混み具合。
庭を眺められる席に案内されました。
黒蜜のくずきりを注文。
最初に出てきたのは「菊寿糖」。
菊の花の形をした干菓子です。
口の中でさらりと溶ける和三盆・・おいし。
あ、やってきましたよ。
この容器がまた・・趣きありますね。
開けると・・。
一段目は、黒蜜が入っていました。
漆黒の水面に移る、この日の青空。
黒蜜の器を持ち上げると・・。
待ってましたの「くずきり」が現れました。
材料は吉野の葛と水のみ。
注文してから作るということで、できたて、です。
大きい氷がいくつか入っていて、見た目も涼やか。
では早速。
黒蜜に浸して、いただきます。
つるりと、だけど確かな食感を持ったくずきり。
すっきりつるん・・と。あー、やっぱりおいしい。
からころん。氷が容器の桶にあたって鳴る音。
注文されたくずきりが運ばれる時。
おのおのがくずきりを頂く時。
この音が店内のあちこちから聞こえてきます。
音も一緒に、爽やかな美味・・「くずきり」を楽しみました。
ありがとうございます。
京都のお店では多いんだと思いますが、こちらも入口に比して奥へと長い作り。その奥のどんつきに小さな庭・・坪庭が配されています。落ち着いた空間で、ゆっくり頂く甘味。いいです、ほんとに。人気の観光地、京都において、混雑を厭うとどこにもいけなくなってしまう・・と分かっているんですが、自分が出かける時はやっぱり余り混んでない方がいいなーと勝手なことを願ってしまいます。この日はお茶時間じゃなかったのが良かったようで、本当にのんびりすごせました。京都歩き、続きます。。
~ある日のつぶやき~
先日のこと。食器棚の中でガタン、パリーンという音がした。むむ?何か割れたな。おそるおそる扉を開けてみると・・なんてこと!お気に入りの器が割れている(結構高かった・・)。さっき使った器=¥100均で買ったもの、をしまう時、あ、この隙間に入れようっと・・といつもと違う場所にしまった。それがバランスを崩し、お気に入りの器に直撃。器、見事に割れる・・ということのよう。だーれのせいでもありゃしない。自分のせいだ。せつない。どうしてこれが・・割れるなら¥100均の方だったら良かったのに・・と思いは乱れる。時を巻き戻したい、と願うことがあるけど、この時もそう。だけど、人生における重大事ではなく、お皿が一枚割れたというだけなのだからいいじゃないか、と無理やり思うことにした。ふとした気のゆるみから、大きな事に至る・・というのは小さなことでもそうなんだよなぁと、割れた食器を片づけながら思った。。