カステラを京都土産に購入しました。
断面を見てもわかる通り、黄色が濃い、です。
このカステラは、大極殿本舗 六角店の商品です。
あの涼やかな「琥珀流し」を頂いた「甘味処 栖園」を擁するお店。
あけるとしおりが入っていました。
そこにこちらのカステーラは「春庭良」と記載するとありました。
なんと風流なこと・・。
日本の、このしおりの言葉でいうと「大和言葉」の豊かさや深み。
それを感じる表記ですね。
真っ白な箱からあらわれた、濃い黄色のカステラ。
お店の方にうかがうと、これは後で黄身のみを足しているから、とか。
道理で・・と納得。
しっとりしたカステーラ。
たまご、黄身をたくさん使っている、どっしりした質感・・。
濃くて、でも後味はさらっとしています。
とっても、おいしい。
濃い黄色・・「春庭良~カステーラ~」。
さらりとした「琥珀流し」とはまた違う、存在感のあるお菓子。
だけどどちらも後味爽やか・・というのは、共通しています。
堪能しました。ご馳走様です。
ありがとうございます。
昔の包装紙を復刻したもの、というこのカステーラの包み紙がまた、いいんです。味わいがあって。看板商品だというこの「カステーラ」と、人気の一品「琥珀流し」。どちらも多くの人を魅了する魅力にあふれた商品。こういうのがあるというのは本当に、店と客、どちらにとっても嬉しいことだと思います。六角店には、もともと本店にあったという、大きな1枚石の看板が飾ってあります。「先代はどっしりしたものが好きな人やったので・・」とお店のおかみさんにうかがいました。お店入ってすぐ左手にあるこの看板や、昔実際にお菓子を届ける際に用いていたという岡持ちのような形のみやびな箱も必見です。。
~ある日のつぶやき~
自分がこれだ!と満足いくものを得ようと思ったら、とても難しい。思いがけず、早くに達成できる時もあれば、うーむ・・という時もある。妥協せず、何度もトライすることの大変さと大切さ。かといって、マンネリもちょっと・・。表現することは難しいけど楽しい。その、楽しい部分を忘れずに、あきらめず、より良いものを生み出せるよう、努力したい。。