いつも行くおだんご屋さんで、水大福なるものを買いました。ピンクのが「もも」、白いのが「こしあん」です。各¥80なり。包まれてる葉、てっきりビニール製かと思ったら、なんと本物の笹の葉!やっぱり香りが良い~。
きんきんに冷やした「もも」をぱくっ。あーおいし。笹の葉の香りも、口にふれる大福生地のひんやり&ぷるぷる食感も、暑い日には嬉しいご馳走。
先日久々に読み返した「細雪」。長~い一文一文の流れが気持ち良くて、読みやすい。遠い昔、この作品に出会った時はぴんとこなかったけど、今読むと面白いなぁ。おやつをお供に好きな本をめくるひとときって、至福だ。
ありがとうございます。
水大福とはよく言ったもので、普通の大福よりしっとりした生地で、くずまんじゅうよりさらっとしていて、「水」を連想させる味と食感なんです。他にも、よもぎの水大福や、くずまんじゅうも食べているんですが、写真撮り忘れ・・。夏の和菓子って写真のように「冷やしてお召し上がりください」、という表示のあるものが多いのですが、これには素直に従うのが正解。少しくらい、いいだろう・・と冷やしのあまい状態で食べると、味が半減する気さえします。おいしさの極限に持っていくためにも、冷やす間はじっと我慢の子・・。頂く時はあったかい飲み物と一緒に、というのが私の定番です。。
~ある日のつぶやき~
おいしさを最大限に引き出す努力・・といっても、なに、難しいことはない。温度でいうと、冷たいものをうんと冷たく、あったかいものはあちちというくらい熱くして頂く、ということくらいだ(胃にはよくなさそう・・)。今回は水大福を数時間冷蔵庫で冷やす、というのが努力といえば言える程度。努力というか、我慢というか。この「まてしばし」感覚って、どこかで・・。そだ!ビール好きの人がビールをおいしく飲むために、昼から水分を控えるってのに似てる気がする。ちょっと違うか。ま、共通してるとしたら時間がおいしくしてくれる、おいしく感じさせてくれるということかも。「いらち(=せっかち)」にはつらい、この”待つ”という行為。でも、待つことができると、思った以上の収穫を手にすることも多い・・よ。。