ふっかり「酒まん」、こしの@吉祥寺

*地震の前に予約投稿として書いていた記事です*

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

吉祥寺にある和菓子のお店「こしの」で買った酒まん。人肌程度のほんのりした温かさが手に伝わってきます。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness


かふっと食べてみると、中からなめらかなこしあんが顔を出しました。この食感は・・あんまん!小ぶりなあんまんのよう。唇に伝わる皮の柔らかさ。お酒の風味がふわんっと漂ってきます。あぁ、おいしいなーこれは。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

トレーに並ぶ酒まんたち。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness


ほんとに偶然でした。ハモニカ横丁に入ったら行列ができていたんです。なんだろう?酒まん¥80とはお得・・これくらいならすぐ順番がまわってきそう、と最後尾につきました。すると私の後ろに地元の方らしき主婦2人が並び、ここの酒まんについて語っていました。聞こえてきた情報によると・・月火水のみの営業で開店は12時、酒まんは13時過ぎには売り切れている日も多い・・とのこと。

時刻は13時半すぎた頃。写真左下をご覧下さい。行列の中ほどにトレーが高く積み上がっています。これ、もうすでに売れてカラになったトレー。「まだあるのかなぁ・・」という後ろのつぶやきに、私までドキドキ。列が短くなって前の様子が分かってくると「あーまだあるね、良かった」と私の心を代弁するかのような言葉がまた後ろから聞こえてきました。
無事ゲット。2つ買って1つ食べ、1つは夫のお土産に。夜、帰宅した夫がひと口食べて「お、これおいしいね」と笑顔。素朴ながら、多くの人をひきつけてやまない味。飽きの来ないシンプルで優しい酒まんは、週初めのお昼すぎ、ハモニカ横丁に行くと出会えます。ご縁があるといいですね。

ありがとうございます。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness 「こしの」では羊羹も売られていました。1本¥600弱から数種類あり。その他「これ、おいしいのよ~」と指差して言われてた甘納豆も。あれこれ手を出す前にまずは・・と酒まんを買ってみたら、とってもおいしかったので、今度行ける時があったら、羊羹や甘納豆も買ってみたいです。

~ある日のつぶやき~

酒まんといったら思い出す記憶がある。広島で11月にある「えびす講」、えべっさんとも言われるこのお祭りで、湯気のたった蒸したての酒まんが売られていた。ひと口サイズのそれはお酒の匂いがぷんぷんして、いかにも大人の食べ物という感じ。でも中はあんこ。食べたい・・とほんのひと口だけ親に貰ったことがある。甘くておいしい!けど、香りはお父さんの飲んでるお酒と一緒・・なんだか不思議だった。どうして普通のおまんじゅうにしないのかな、と思ったものだ。でも大人になるとその良さが分かる。酒の風味があることで甘いあんがさっぱりして食べやすく、なんとなくみやびな気持ちにもなる。酒まんって冬の定番のように思っていたけど、いつ食べてもおいしいものだなぁ。。