*地震の前に予約投稿として書いていた記事です*
先日またカルディに行った時、こんなのみつけました。「桜花漬」・・桜の花の塩漬けです。早速お湯をさして「さくら湯」にしました。ふわり、ひらり、ゆらゆらと、お湯にたゆたう桜の花・・。あぁなんて上品なその姿。桜の香りがしとやかに広がって、部屋が春の香りに満たされました。
ガラスのカップにほんの一輪だけ。お湯を注ぐと花がほとびて、つぼみが今まさに咲いたかのように、ふわんと花開きました。本当に可憐でほほえましいです。口をつけると、桜風味でちょっぴり塩味の聞いた白湯が染み入るように入ってきて、じわんと胃のあたりがあったかくなりました。はんなりした京美人のように、明るくはなやかで上品な味わいの「さくら湯」。”春”を、目で鼻で舌で感じました。
ありがとうございます。
手のひらにのせてみました。こうすると、桜の花のピンク色がはっきりしているんですが、お湯に入れるとより咲いている状態に近くなる、というか、白とピンクが半々の、実物に近い姿になっていくんですよねー。面白いです。年が明けてしばらくしたら咲き始める「梅」が、素朴で素直な可愛らしさを持つのに比べ、艶やかで妖しいまでの魅力を放つ「桜」は、日本人にとって特別な情緒を呼び覚ます花だという気がします。たくさんまとまって咲く桜はそうでも、こうしてひとひら、一輪だけを取り出すと、途端に可憐ではかなげな風情を醸し出す様もまた良いですね。。
~ある日のつぶやき~
桜の花といえばコノハナサクヤヒメ。姉のイワナガヒメも一緒にニニギノミコトに嫁いでいたら、人間は永遠の命を持つことが出来た・・と日本の神話(古事記など)にもあるけれど、やっぱり世の男性は美しい女性が好きなのか。いや、男性だけじゃなく、女性だって美しい人が好きだと思う。友人知人女性の笑顔を見て、あ~綺麗だな、美しいなと感じる時、その人が花に見えることがある。うん、美しいっていいな。。