停電の効果

混乱した昨日の計画停電。

停電を見送られた地域グループがほとんどだった。

だが今日はどこも計画通り実施された。我が家の地域でも約3時間ほど

停電。明るいうちに食事の準備や入浴をすませる、ということは地震発生

からこれまでもやっていたので、特に不便を感じることはなかった。

ただ、停電になって感じたことがある。

それは、テレビから強制的に離れる事でほんのつかの間でも心の疲弊が

とれた気がする、ということだ。

テレビに映る被災地の惨状・・心が痛み、涙が流れる。目がテレビに釘付

けになったまま、切ることもできない。

停電によってその状態から切り離されるだけで、縮こまって痛んだ心が、

少し安らいだ。ずっと詰めていた息が、ほっと抜けたような・・。

思わぬ停電の効果を感じた。

被災地の皆さんに比べたら今環境に恵まれている私たち。へこんだままで

はいけない。助け合い、底力を発揮していくためにも、ともすれば無力感に

陥りそうな気持ちを鼓舞し、それぞれのできること、仕事をするのが大事。

計画停電は、事前にわかっていて限られた時間だけ。

必要な情報を知ることは、携帯やその他の時間で出来ると思う。

少しでも力を出せる人間でありたいから、停電の間は心を休める時間として

静かにすごそう。

*その日にあったこと、思ったことなど備忘録として・・。