堺伝統産業会館1階にあるョップ「堺いち」。
こちらでもう一つ、お土産を買っていました。
それが、この「利休古印」です。
明治28年創業の「丸市菓子舗」。
利休にちなんだお菓子などを製造販売されているお店です。
今回購入した「利休古印」は・・。
千利休が、納屋衆として貿易時に使用していた印鑑を写した干菓子。
納屋衆とは、室町・安土桃山時代の豪商のこと。
その多くが船を持ち、対外貿易で巨冨を蓄えていたのみならず。
自治組織を持って運営していたのだから、強大な力を持つ実力者です。
その当時、貿易の取引で使っていた印鑑を模した干菓子がこれ。
押印した印章は、上の写真の通り。
肝心のお菓子の方は・・。
こんな感じです。
丸いのが「納屋判」。今でいう実印です。
小さな四角が「竹判」。認め印のような役割のもの。
丸い納屋判に刻まれているのは・・。
右は「今市」、これは利休が生まれた場所。
真ん中に「なや」、納屋衆であることを示しています。
左は、当時用いられていたキリシタン文字で、現在では解読不明。
とのこと。
口に入れるとほろりとほどけ、淡い甘みが広がります。
あえかな美味。
利休の印鑑を写した干菓子・・「利休古印」、丸市菓子舗。
納屋衆が活躍し、南蛮人が往来する自由都市・堺。
当時の町を思い浮かべ、なにやら楽しい気分になれました。
ありがとうございます。
堺伝統産業会館の二階は「堺刃物ミュージアム」。外から見たら、こんな風に包丁のオブジェが飾られていました。一瞬ぎょっとしたけれど、時間があったら中の展示物も観てみたかったです。堺の町は見どころ満載で、ほんの1~2時間では余り観てまわることができませんでした。いつかまたじっくり腰をすえ、時間をとって巡ってみたいです。。
~ある日のつぶやき~
言葉は感性のかたまりであり、どう使うかでその人自身がまるごと分かる。だからコワいし、だからこそ大切に用いなければいけない。といってもそんなガチガチに身構えることはなく、話してみて自分の口から出る言葉に、自分自身が違和感を感じなければ、大丈夫。そしてそれで合わない人とはどうしようもないから、仕方ない。いろんな人、いろんな感性に触れ、自分がどんな風に反応するのか。流れにまかせて楽しみたい。。