前回に引き続き、故郷・広島の大好きな食べ物。
亀屋の「川通り餅」。小さい頃から食べている和菓子です。
胡桃の入った、柔らかで甘い求肥にきなこがかかっています。
香ばしい胡桃が食感のアクセントになっていて・・。
シンプルな味わい。
これ、広島でしか販売されていないんだそう。
私も今回初めて知りました。
パッケージは、糸で綴る和本を模したもの。
ふたを開けると・・。
トップページのようにずらっと並んで入っています。
ひとつ手に取って、中身を出してみました。
きなこがまんべんなく、まぶされています。
以前の記事*でも書きましたが、まぁーこれが飛ぶんですね。
気を付けないと、顔や服にきなこがつきます。
これ、息をとめて撮影しています。笑
本来は、こんな悠長なことはせず・・。
手に持ったと同時に口に入れる、が正しい作法。
素早くパクっと・・やっぱりおいしい。
一緒に入っていたしおりに、「川通り餅」の由来が書かれていました。
ちょっとまとめてみると・・。
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大江広元の子孫と伝えられる毛利氏。
発祥の地は、相模(神奈川県)。
南北朝時代に安芸国(広島県)に移ってきたんだそう。
大河ドラマにもなった「元就」が有名ですね。
正平五(1350)年。
元就の祖先「師親」が、佐波善四郎@石見、との戦いで、
江の川(ごうのかわ)を渡ろうとした際・・。
水面に浮かび上がった小石が、鐙(あぶみ)に引っかかった。
そのまま戦い大勝利となったので、神の助けとこの小石を持ち帰り、
宮崎八幡宮に奉納した。
・・という出来事から、師親が治める安芸国吉田の庄(安芸高田市)
ではこれを祝い、餅を小石に見立てて食べる風習が生まれたんだとか。
この餅は「川通り餅」と呼ばれるようになり・・。
元就の孫「輝元」が広島城に移り、この風習も広島に広がった。
ということのようです。
由緒ある銘菓なんですね~。
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広島のみでの販売・・胡桃が香ばしい「川通り餅」、亀屋。
仕事帰りに父がよく買って帰ってきてくれた思い出の味。
昔も今も、やっぱりおいしいです。
あ、わが父、当時から比べると随分年を取りましたが、広島で元気に暮らしています^^。思い出というと、なんだかもう旅立ったかのようなセンチメンタルな感じですよね・・。3歳くらいの頃、仕事帰りにこれを買った父が、帰宅して私に渡してくれる光景を、今でもはっきり覚えているんです。とても嬉しくて、父に後光が差していたような(その時だけは。笑)。当時から食べ物に弱い私です。「川通り餅」は、しおりによると、葉書か電話で連絡したら地方発送もしてくれるそう。電話の方が手軽かな。支払いは代引き、とありました。サイトはこちら*。生菓子で、賞味期限は一週間。広島ならではの、広島にしかない味。来広された際はぜひ。。
~ある日のつぶやき~
低気圧が近づいて・・と天気予報で聞くと、ひゃーと思う。低気圧がどうした?という若い頃と違い、アラフォー真っ只中の今は、低気圧→低血圧、めまい、貧血などなど、気をつけなきゃいけない事が多々あるからだ。ぐっと冷え込む予報が出たとある日、夫に興奮気味でそれを伝えていたら、なぜか含み笑いをする夫。いやいや、笑いごとじゃないんですけどーと思ったら、低気圧と低血圧をごっちゃにして話していたようで。字、似てるし。ほぼ意味一緒だし(違う。笑)はぁ~低気圧は要注意。そして心身が不調でも、天気が良ければ解決ってこともあるので、そんなに気にせず、のんびりすごそうと思う。。