かさ高いか溶け込むか・・馴染んでも馴染まなくても面白い ①

男性には二種類あると思っている。

かさ高い人と、そうでない人。

前者は女性の中にいて、存在感がありすぎる人。

後者は、女性陣の中に溶け込める人。

以前、母と電話で話していて、父の話になった。

父の仕事が何かの都合で予定がずれ、その日は急遽休日に。

母は父が休日のときは予定を入れないようにしていたが、

この日は前々から友人との約束が入っていた。

気兼ねしいしい出かけ、速攻で帰宅したという母。

麗しい夫婦愛からではなく、これは父の「かさ高さ」によるものである。

母は、昔の同僚や友人たちとたまに出かける。

女性同士のランチは、その後お茶をはしごして長引くのが常。

だが母は、父の帰宅前、夕方には必ず帰ってくる。

夜に集まって、皆でお酒を飲みながらごはんを・・という誘いもあるが、

大体断っている。

理由は「お父さんがうるさいから」。

旦那様を見送った方もおられるし、周りの方々にこの理由をすぱんと

ストレートに言うことはないが、一番の理由はこれ。

父がうるさいといっても、父は「早く帰ってこい」「夜に出歩くな」などと、

言葉に出しては言わない。

言わないが、「空気がうるさい」とのこと。

そういう言葉の雰囲気を、体から発しているのだそう。

あーそれ分かるー、と私。

モラハラほどひどくも深刻でもないが、なんとなーく不機嫌な感じ。


父が話しかけてくるとか、一緒に何かしようとかはないという母の言葉に頷く。

そうそう。そうだった。

休日の父・・。

買い物に付き合い、車も出してくれる。

が、基本は自分のしたいこと優先。マイペースで行動。

話しかけると放っておけと言い、放っておきすぎると不機嫌になる・・。
これはわりと面倒くさい。

女性陣の中に父がいると、気を使う。

あれこれ話題を投げかけ、父が熱中してしゃべる話を聞く(ふりの時も多々あり。笑)。

こちらが話を合わせようと苦心する、かさ高い存在だ。

父をみていたので、夫とは、家庭の男性とは、こういうものなんだなと

無意識に思っていた。


*長くなったので今日はここまで・・続きは次回の②へ*