バターの薫り・・優しい味。
とびきりおいしい焼き菓子を頂いてきました。
空間も時間も景色も味わって・・。
至福のひととき。
満足、満足、です。
焼き菓子のお店「akkord(アコルト)」。
緑地公園駅から徒歩数分。
服部緑地にほど近い、マンション5階の一室です。
先月のとある休日の昼下がり、夫と2人で訪問しました。
エレベーターはありません。が。
階段を上がっていくと強くなる、焼き菓子の香り。
これ、ものすごく食欲が刺激され(笑)期待感がアップしますね。
もうすぐ焼き上がり、という時の嬉しい香りのご褒美です。
(*ちなみにこのマンション、お店が入っているだけでなく、
一般の住居でもあるので←こちらの方が多いとのこと、
階段を昇降する際は、お静かに・・。。)
トントンとのぼって、さぁ、着いた。
ドアを開けると・・。
白壁に木を多用したナチュラルな雰囲気の店内。
女性のオーナーさんがお一人で、全ての作業をされてます。
イートインスペースは店内のカウンター二席。
満席か・・と思いきや。
服部緑地の青々した木々が目の前に広がるベランダ席もあるそう。
ぜひぜひ、と言ってベランダへ。
あ、今日はマフィンまだあるー。良かった良かった。
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こちらの焼き菓子はとても人気があり、まとめ買いの方も多いとか。
焼き菓子の予約ができる、というのは、初めて伺った時に知りました。
その時は、買えずに帰るはめになるかとドキドキ・・。
焼き上がりのおいしそうなマフィン達を目にし、喜んだのもつかの間。
そのほとんどが予約のものだったんです。ショーック。
あぁ、眼前の光景は幻なのか・・。
とがっかりしかけた所、予約分を取り分けてもまだ二つある、とのこと。
セーフ。
それがとてもおいしかった!ので、再訪問と相成った訳です。
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マフィンと飲み物を頂くことにしました。
夫は「バナナサワークリーム」とコーヒー。
私は、以前残念ながら予約分で食べられなかった「いちご」。
飲み物は「ソレイユ(ベルガモットの香りのルイボスティ)」。
青空の下、爽やかな風が吹き渡るベランダ席でぼーっとしていたら。
マフィンと飲み物の登場。
じゃじゃん。
目の前は、甲子園球場の約33倍という広大な敷地の服部緑地。
akkordさんの飲み物は、テイクアウトも出来るそう。
マフィンと飲み物を手にぶらっと公園へ、というのもいいですね。
さてさて。
では、いただきます。
ふんわり、ふっかりふくらんだマフィンの帽子部分。
ほこっとひと口齧ったら・・。
甘酸っぱいいちごの風味が口に広がりました。
中にも、ほら。いちごがありました。おいしい~。
夫の「バナナサワークリーム」は、表面にバナナとくるみ。
中にもバナナ、そしてサワークリームが入っています。
バナナの甘みとサワークリームのさっぱりミルキーな味わい。
こちらもおいしい。
・・となぜ分かるかといったら。
初訪問時に食べたのがこれだから。笑
どうだ、という強く主張してくる感じではなく。
優しい味わいです。しみじみ染み入るようなおいしさ。
控えめでコクのある甘み、粉の風味・・。
食べたらほっとするような、淡く上品な味。
でも、ちゃんと心に残るおいしさのしるしがある焼き菓子。
そんな印象を抱きました。
後で知ったのですが・・。
材料は国産やオーガニックのものを使っているそう。
体に優しい材料は、有難くて嬉しいです。
ベランダから出てる黄色い旗。
これは、akkordさんが「今日openしています」という目印。
お休みが不定期で、営業時間の変更もたまにあるので・・。
サイトなどで確認するほか。
open日が書いてあるミニカレンダーをお店で貰っておくといいかも。
近くを通りかかって、この黄色い旗を見て5階へというのもありですね。
幻?人気のふんわりマフィン・・「いちご」&「バナナサワークリーム」、
akkord(アコルト)。
予約だけでなく、お店に来た人が「今ある分ぜんぶ」といって買っていく。
そんな噂を聞いてやってきた、小さな焼き菓子のお店。
びっくりが深い納得に変わる、おいしい出会いでした。
ありがとうございます。
もうねーこちらのお店がほんと好きで。自分だけの隠れ家にしたい・・といっても既に、リピーター多数の大人気店なんですけどね^^平日も休日も、open日はひっきりなしにお客さんが来られています。って、そう。今回記事にした日以外にも、繰り返し5階まで階段のぼってます、私。それが全く苦にならず、わくわくするってんだから・・おいしいものの魅力ってすごい。akkordさん記事、続きます。。
~ある日のつぶやき~
誰かに作って貰ったものって、どうしてこんなにおいしいのか。お店の方の作られたもの、友人や家族の手作り、どれもこれも、みーんなおいしい。それはきっと食べ物の中に、その人の愛情、魂のかけらが入っているから。想い、愛を食べ物から受け取ったとき、人は笑顔になり、おいしいと感じるのだろう。今日も作る。そして時には、作って貰ったものを食べる。食べたらそこには何も残らない。だけど確実に心身の栄養になって、積み重なっていく。おいしい記憶が増えるのは、幸せなことである。。