昔から好きな和菓子を食べました。
明るい黄色・・春を感じます。
「菜種の里」。
島根県松江市にある、三英堂の商品です。
松江藩七代目藩主、松平治郷=不昧公(ふまいこう)。
茶人として知られた不昧公好みのお菓子だったとのこと。
箱から取り出し、袋を開けて・・。
本体は、このような一枚もの。柔らかい落雁です。
食べ良いように、手でちぎったのがトップの写真。
刃物を使わず、ちぎったままの風情もさまになる。
これが良い。
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不昧公の読まれた歌・・。
「寿々菜さく 野辺の朝風そよ吹けは とひかう蝶の 袖そかすそふ」
まさにこの歌の世界を和菓子で表現したものだという気がします。
一面の菜の花畑に白い蝶がひらひらと舞う・・。
陽の光や爽やかな風までも目に浮かぶようです。
口解け淡く、ふわりと広がる甘みが優しい。
ひとくちごとに春を味わうような・・。
気持ちがぱぁっと明るくなる心地がします。
本当においしい。
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この和菓子に出会ったのは、今から20年ほど前・・。
島根・松江へ遊びに行った際、お土産で購入したのが最初。
なんて風情のあるお菓子なんだろう、と一目ぼれでした。
それからというもの。
島根物産展があったり、デパートなどで見かけると。
ちょくちょく買ってきては楽しんでいました。
今回のは、広島の母が送ってくれたもの。感謝感謝。
菜の花畑に白い蝶・・「菜種の里」。
見た目、食感、味・・すべてで春を感じさせてくれます。
いつ頂いても、やっぱり好きだな~。
ありがとうございます。
私が購入するのはいつも一枚入り。我が家は二人なのでこれで十分。大勢で・・という時は複数枚入っているものが良いんでしょうね。春のお茶会などでこれが出たら、もうもう・・想像するだに嬉しくなるなぁ^^♪。緋毛氈の紅にお抹茶の緑、そして「菜種の里」の黄色。色の組合せが良いですよね。すごく盛り上がりそう。。
~ある日のつぶやき~
あらゆる物質・関係において、ひずみが生じたり悪い物が集まってきたりするのは、全体の中で弱い部分や人に対して、だ。弱いところに集中するため、そこが裂けたり壊れたりする。人なら、いじめられたり、八つ当たりされたり・・ということになる。どうして自分にだけ、もしくはこの人にだけなんだろう・・あの人だって同じ立場なのに、と思う。でも・・。言いやすいから、やっつけても仕返ししてこないから、と、都合の良い理由で、嗅覚鋭く対象者を見つけ、弱い人に強い者が負のエネルギーをぶつけてくる。もやもやした気持ちや重苦しいものをより弱い誰かに肩代わりさせて、せいせいしている。自分のゴミを誰かの懐に押し込んで、あーすっきりした、と知らん顔し続けるのを、その人自身の良心は許しているのだろうか。それとも気づいていないのだろうか。無意識なら罪ではないのだろうか。そのゴミを、逃げだしたいほどの重荷を、誰かに押しつけたり投げ当てるのではなく、より良いものに自らで変えることが出来たらいい、と思う。そのためにはすごくしんどい思いをしなければならないだろう。だけどそれが出来たなら、弱い人につけこんで自分を維持する必要や逃げる必要はなくなり。怖いものもなくなる。いじめるよりいじめられるほうがいい、という言葉は本質的に正しい。美しく純粋なものは守られるべきであり、尊いものだと誰もが心の底では知っている。むかついたから八つ当たり・・ストレスたまったからいじめる・・そんな安直な負のエネルギー移動なんてくだらない。ゴミが出てきたり、時に辛いことがあったりするのは誰だって同じなのだ。1ミリでも良い自分になるために、自分を好きでいられるように、生きていこうとする姿勢が大事。せっかく生まれてこれて今生きているのだから。。