「品川てづくり市」に行ってきました。東海道品川宿のお愉しみ、という副題がついているように、開催場所は東海道にほど近い品川神社の境内です。てづくり市へは鬼子母神、代々木八幡宮に続き、3回目の訪問で、それぞれの会場によって雰囲気が異なるのもまた面白いところ。各地から集まった作り手の皆さんがそれぞれのお店を開いておられる中、この日なんと熊本から来られたという「Little farmer’s bakery GOTO 」さんにうかがいました。こちらは「自給自足」「安心安全」を目標に掲げる美味しいパンのお店。パンに使用しているのは、店主さんの畑で収穫した無農薬・減農薬の有機野菜&果物、それらを使っておこした天然酵母、そして無農薬の小麦粉・・この無農薬有機小麦まで自家製というお話には驚き!です。種まき、麦踏み、草取り、刈り入れ、脱穀、天日干しという作業を経て生まれた有機小麦。手間のかかったこの小麦を使ったパンたちは、どれもしっかりした大地の色をしていて、良く日に焼けた元気いっぱいの子供達みたいだな~と思いました。試食で頂いた焼きドーナツに使用されているのは、楽健寺酵母(山芋、人参、リンゴ、ご飯からおこした酵母)。もっちりしっとりしていて、噛み応えがあり、油っこくなくて後味あっさり。お店の方が言われていたように、ほんと”新食感”のおいしさです。今回購入したのはベーグルと写真の「干し柿とイチジクのパン」。見た通りハード系のパンで、こちらのお店のハード系パンにはブレンド酵母が使われています。ブレンド酵母は、レーズン、イチジク、発芽玄米酵母、干し柿から元種を作り、それらをブレンドし酵母を起こしたもので、ハード系にはこの深みのある酵母が合うとのこと。試行錯誤の末、今のブレンドになったそうです。ベーグルもこのパンも、実が詰まっていてずっしりしっとりした、噛めば噛むほど味が出てくるパンで、とってもおいしい♪たくさんの人に味わって貰いたいから・・と価格も素材や手間からしたらほんとに良心的です。ネットショップや地元の道の駅でも販売されていて、今回新たなお客様に広めたいと熊本から初出店されたとのこと。行動力とパン作りにかける熱意・・太陽みたいな力強いパワーを感じました。
ありがとうございます。
パンに使う食材はほとんどがご自宅の畑でとれたものか、地元・熊本産の新鮮な
ものなのだそう。これだけの素材を使って、ベーグルは¥160~250、あんパン
¥130・・等々というお値段です。この日、品川てづくり市でこちらのパンに出会っ
た人々だけでなく、お店の地元・熊本でもこちらのパンのおいしさ・良さが今以上に
もっともっと広がっていくといくといいな~と思います^^