立ち話 できる幸せ ご近所さん ~身近なコミュニティの有難さ~

結婚後、夫の転勤で今まで4回引っ越し、
今は大阪の、とある町に住んでいる。

最初は地元の広島にいたので、
市内に友人や実家の家族、知人がいた。

待合せてランチやお茶、
どこかに出かけるということも度々あり、
一人や夫婦の時間だけでなく、
友人知人との時間も日々楽しんでいた。

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転勤で関東に引っ越してから、
それが変わった。

関東在住の友人とたまに会う以外、
私の世界は自分一人か夫と二人だけ。

一番都合がつきやすく、一番融通がきいて、
一番身近な存在である夫がいたら、
私の世界はもうそれだけでいい・・。

言葉にしたら大仰だが(笑)
そう思って淡々とすごしていた。

うちは子供がいないので、
ママ友のつながりもない。

町内の回覧板で、
必要事項は知らせてくれるので、
特に困ることもなかった。

班長さんのご厚意で、転勤で来た家庭は
町内行事や当番に参加しなくていい、
ということになっていた。
(最小限の会費を支払うだけでOK)

挨拶以外、ほとんどつきあいもない。
かなりドライでさっぱりした関係。

埼玉、東京、神奈川に住んだが、
大体こんな感じ。
ご近所で話をするような人は全くいなかった。

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それが関西に越してから、最近変わった。

正確に言うと昨年、
私が傍観者から当事者に変わる
タイミングで変わった。

自分の好きなことを仕事にし、
生き生きとしている皆さんと出会い、
その姿を見、話を聞く中で、
自分もどんどん変わっていった。

気づいたら、
私も好きなことを仕事にしようと決め、
動き出していた。

そして自分ちの近所で、顔を合わせれば
立ち話する「ご近所さん」が出来ていた。

「またね」と言って、すぐ会える距離に、
顔を見知った、親しい人がいる環境。

こんなに楽しくて、幸せなことなんだと
最近実感している。

よく行くお店、スペースにいつものお仲間。

心の一隅に、思い浮かべたらほっとできる、
あたたかい場所が生まれた気がする。

買い物の行き帰り、
立ち話している女性の姿をよく見かける。

そこ?というような場所・・
・階段の途中、
・スーパーの自動ドアの前、
・ 道端の側溝をまたぎながら、(笑)

などなどで、 みんなとても楽しそうに、
または真剣な顔をして話し込んでいる。

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近所の人と立ち話・・。

ずっと私には縁がないと思っていたし、
どこか面倒なような気もしていた。

だが、 立ち話が出来る人がいるのは、
思った以上に幸せなことなのかもしれない、
と思ったので、書いておくことにした。

立ち話できるご近所さん、いますか?

顔を合わせ、挨拶のあと少し会話をかわし、
「じゃ」と笑顔でそれぞれの向かう先へ。

私の大切な「ご近所さん」である皆さま。
そう、あなたのことです。
いつもありがとうございます。

あなたがいてくれるだけで、
幸せなのです。

この街の一員になれたことが、嬉しい。
これからもよろしくお願いします。

 

 

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ご近所の皆さんとの交流も、
引っ越してから3年近くたって、ではあったが、
受け身だった自分が、主体的に動き始めてから
ご縁が生まれたということ。
これが、自分でもとても興味深い。

明るい引きこもり(笑)のように、
マイペースで閉ざされた空間にいたときは、
関東も関西もあまり変わらない生活だった。

でも今は、あの人やこの人、あのお店がある
この街に住めてほんと良かったなぁと思うし、
彩り豊かで充実した日々だ。

どんな人がいるどんな街か、
そこに自分がどう関わるか。
身近なコミュニティがもたらす影響は大きい。

土地やそこに住む人々に感謝しているし、
恩返ししたいなと思う。
それは、日々自分や自分の家族が楽しく暮らす、
ということでも、できるんじゃないかな・・。

 

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