MY「みそ」誕生!・・「飲んで踊って真夏のみそ作り」@みつか坊主 梅田店 醸

初体験してきました。
前からずっと気になっていた
「みそ作り」です。

これは生まれたての、
初めて自分で作った「みそ」。
なんだか可愛く思えてくる・・。
文字通りの「手前みそ」。
MYみそ、です。

自慢したくなるほど、おいしくな~れ。
ただいま絶賛発酵中。
出来上がりは2か月後。
楽しみ、楽しみ。

先月下旬、ひょんなことから知った
こちらのイベント。
脊髄反射で申し込んでいました。

以前からずっとみそ作りに興味が
あったので、
教室やイベントを探していたんです。

今まで見つけた教室は、遠かったり、
都合がつかなかったり・・。
今回、日程と場所をみて「行ける!!」
と即、申込み。

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味噌らーめん専門店
「みつか坊主 梅田店 醸(KAMOSHI)」
さん。 こちらがみそ作りの会場です。

イベント名の”飲んで”は、
箕面ビール飲み放題のこと。
さらっと書きましたが、
えらい太っ腹ですよね。

”踊って”とは?と思っていたら・・。
「てまえみそのうた」を歌って踊り
ましょう、ということでした。

みそ作りを、歌と踊りで表現した
この「てまえみそのうた」。
分かりやすい歌詞と、シンプルな動作で
構成されています。

みそ作りの手順だけでなく。
手前みその存在は、くらしや心を豊かに
してくれるということが、
楽しみながら自然に伝わってきます。

思わず口をついて出るほど覚えやすい
メロディー、可愛らしい振り付け。

踊っていたら、みそを作りたくなる。
自分一人じゃなく、
みんなと歌って踊って作りたい、という
気持ちになる・・。

「みそ、みそみそ、手前みそ~♪」
by 「てまえみそのうた」
参加者みんなで、歌いながら踊ります。

踊りながら、
みそ作りの手順が覚えられるって・・
楽しくて画期的。
歌って踊って楽しみながら作るみそ。

喜んで高揚した気持ちがみそに入って、
なんだかおいしくなりそうな予感。

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いける口の皆さんは、
北摂の地ビール「箕面ビール」を
早速ぐびっと。
↑の写真は白ビールだそう。

ほぼ下戸の私はこちら↓。

オレンジジュースでのどを潤します。
ちびっこたちと一緒。笑
さて、いよいよここからみそ作りの
始まりです。

渡して貰ったのは・・。
金のたらい(おけ?洗面器?)と、
スタイリッシュな茶色の紙箱です。

ん?材料はどこに・・と思いつつ、
綺麗な紙箱を開けると。

中に入っていました。
こちらは、煮大豆。それから・・。

塩と麹です。

煮大豆は、
袋の外側から指でつぶしていきます。
これが案外大変だった・・。
にゅるっと袋の中で大豆が泳ぐ。
それを、ほいほいっと押さえてつぶす。

なるべくペースト状になるまで
つぶしたら、たらいに開け・・。
そこに塩と麹を入れます。

*写真ブレブレ。ご容赦を・・*

ひたすら混ぜる、混ぜる・・。

箕面ビールを飲んでいた方々は、
ここでみそにビールを投入。
アレンジですね。
ものすごくなめらかな質感に
なっていました。いいなぁ。

一通り混ぜたら、
それを四つのおだんごに分けます。

塩と麹が入っていた密封できる袋に、
これらを投げいれ・・。
たいところですが、樽ではないので、
そっと入れました。

平らにならし、空気を抜いて、
しっかり袋の口を閉めたら、完成!

では、べとべとになった手を
洗いにいきましょう。

その前にちょっとなめてみてください、
とのこと。うわ、おいしい。
しょっぱいけど、じわじわきます、
旨みが。

これだけでお酒のアテになる、
というお話に納得。

最初に色々入っていたこの紙箱に、
出来たみそを入れ・・。
このまま本棚に入れておいて、
二か月たったら完成、とのこと。

日の当たらない場所=本棚という
発想とこの紙箱。
どんだけお洒落なんだー!とびっくり。

みそを持って帰るんだから・・と
大きめの手提げ袋を持参していた私。
そんなのいらなかった。

「てまえみそのうた」と、
この「かんたん手前みそキット」。

昔ながら、でイメージする・・。
素朴でもっさりした感じ
(そこが良かったりもするんですけど)
じゃなく、 洒落てて合理的なんですよね。

で、中には「手前みそ」という、
愛情のこもった生きているものが
入っている。

伝統と心、粋が三位一体になっていて、
「これいい!!」と思いました。

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ここからはトークです。

五味醤油の六代目、
「発酵兄妹」のお兄さんの五味仁さん。
アートディレクターであり、
発酵醸造学を研究されている
「発酵デザイナー」の小倉ヒラクさん。
そして「みつか坊主 梅田店 醸」の店主、
斎藤光典さん。

五味さんのお味噌は、
斉藤さんのみそラーメンに使われていて、
もとは駐車場だった、こちらのお店の
プロデュースを担当したのが小倉さん。
小倉さんと斉藤さんは、箕面ビールの
売り場で偶然出会ったんだそう。

お互い、みそのデザインをしている
(五味さんのお味噌のデザインなど)、
みそラーメン店をやっている・・と
いうことで、意気投合したんだとか。

みその専門家であるお三方のお話。

参加者はビール(ジュース)を頂きつつ、
うかがいました。

この日作ったみそは、
一番あっさりしている「米みそ」。
一か月くらいで白みそ、冬まで待つと
赤みそになる・・。
同じものだけど、発酵段階で変わるって
ことなのかー。ふむふむ。

今回は、通常市販されているみその二倍、
麹カビが入っているそう。
そのため、旨みを作る作用が強いとのこと。
今は暑いから発酵がすすむそうで、
真夏のみそ作りもありなんですね。

現在、みそを中心に醸造しておられる
山梨県甲府市の「五味醤油」さん。
こちらのおみそは「甲州みそ」、
米と麦を使った合わせみそです。

狭い盆地で斜面が多く、
養蚕業が盛んだった甲府。
稲作に適していなかったので、
田んぼが余りなかった。
米麹だけではみそを作るのに
足らなかったので・・。
裏作で作っていた麦を入れ、麦麹を補う
ことでみそを作った。
という経緯で生まれたのが、
「甲州みそ」なんだそう。

麦でコクと甘みがあるみそになる、
とのこと。

みそ大好き!なので、
「甲州みそ」を味わってみたくなりました。

*今度は早く食べたくて
気持ちがはやり、ブレました・・*

楽しいみそ作りと興味深いトークを
堪能したら、みそ作りイベント終了。

その後、せっかくなのでお店の開店時間を
待って・・。
いざ、みつか坊主さんの味噌らーめん実食!

みつか坊主さんには、
20種類くらいのみそが常備されている
んだとか。
どこのみそもおいしい特徴がある。
そのため数を増やしていくことになり・・。
「優柔不断で絞り切れなかったんです」と
謙遜される店主の斉藤さん。

斉藤さんは、全国の味噌を食べ比べ、
組合せてメニュー開発されている方。
20種類は、斉藤さんの舌で選ばれた
みそなんですね。

印象的だったのは、
「隣県など近い場所のみそ同士よりも、
遠く離れた場所のみそを合わせた方が、
よりおいしくなる」というお話。

一人だと、一種類のらーめんしか
食べられないところ。
この時は偶然、皆さんとご一緒できること
になり、全種類をオーダーして、
皆で食べ比べよう、ということに。
なんという僥倖。

店主 斉藤さんの解説を聞きながら、
それぞれのラーメンを頂くという贅沢っぷり。

「今日全種類食べられたら、次に来た時
どれにするか決められるからいい」
そう思っていた私ですが・・。
結論から言うと、返ってどれにするか
決められなくなりました。笑
だって、全部がほんとにおいしかったから。

5種類(だったかな)あったラーメンと
つけ麺、全てが「みそ」です。

皆さんおっしゃっていましたが・・。
どれかをベースにして、
それをアレンジした派生の味、
というのではなく。
それぞれが、独立した旨さと特徴を持った
みそラーメンなんです。そこがすごい。

なんでも、
ベースのだしを3種類用意されているそう。
もうもう、
入れ込み具合と探求度合すごすぎ!

MYみそ誕生!・・
「飲んで踊って真夏のみそ作り」
@みつか坊主 梅田店 醸。

飲んで、踊って、みそを作り、
みその話を聞いて、
絶品みそラーメンを食す。
みそ尽くし、みそ三昧の嬉し楽しの一日。

”日本にしかいない”という麹菌も、人も。
出会って、醸されて、どんどん味わいを
深めていくんですね。

 

 

つい長文になってしまいました。とっても楽しくて密度の濃い時間だったんです。貴重で面白いお話を聞いたり、体験したり・・このイベントに参加できて、本当に良かった!”麺と、お味噌で、周りを幸せにする!!(HPより)”というコンセプトのもと、斎藤さん厳選のみそからなる、とびきりおいしいみそらーめんの数々。ラーメン店には珍しく、のんびりできて居心地の良い、素敵な店内でぜひぜひ。私もまたうかがおうと思います^^

~ある日のつぶやき~

祖母は器用でマメな人だった。みそ、梅干し、糠漬け、漬物(奈良漬も)等の発酵食&保存食をせっせと作り、人の体型を見ただけ、編み図なしで、いろんな編み目のセーターを編んでくれた。自身は趣味の舞踊をずっと続けており、誰より早起きで沢山働き、とても料理上手だった。・・って、なんでこれ、受け継がなかったんだ~と、娘である母&孫の私は時々話す。レシピくらいメモっとけば、と毎年のように悔やむ。こんな、はたからみたらウルトラすごいことを、当たり前みたいにやっていた祖母。そして祖母の世代の女性は大抵みな、こういうことを毎年ずっと続けていたのだ。本当に尊敬する。主婦になった私も、梅干しと糠漬けは自分なりに作ってみたものの、祖母の域にはまだまだ。年季と経験が足らない。日本に伝わる伝統食や、発酵文化をもっと知り、へなちょこでも工夫して実行し、それを続けることで、自分の味を生み出したいなーと思う。。