モデルになるということ ~撮らせてください~

 

私はフォトグラファーなので、
普段は撮る方だ。

被写体になって欲しい、と
言われることがたまにあっても、
以前はずっとことわっていた。
撮られるのが苦手だったから。

だけど、
いざ撮ってもらう機会があって
撮られてみたところ、
だんだん撮られることが
好きになっていった。

同時に、
苦手意識も少なくなり、
撮られるって楽しいなと
思い始めていた。

それはやはり、
綺麗に撮ってもらった、
ということが大きい。
嬉しいし、感謝している。
^^

その結果、
セルフイメージの向上、
客観性を取り戻せたこと、
理由はいろいろあるだろうけど、
撮られることを、
ヘンに特別視しない視点が
自分の中にできたのかなと
思っている。

撮られるのが苦手、
撮られるのは楽しい、
両方の気持ちを体感したこと。

これは仕事をする上でも
とても良い経験になったと
思っている。

—-

そこで考えた、
モデルになるということ。

モデルさんは、
被写体になることで
収入を得る人。

もしくは、
請われて被写体になり、
無償でも、
対価として撮影された写真を
貰うなどといった人だろう。

自分でお金を払って撮られて、
“モデル”と名乗る人はいない。
それは”お客様”だと思うから。

それで話を進めると、
プロのモデルさん以外の人が
モデルになる、なって欲しい
と言われるということは、
フォトグラファーにとって
その人に、それだけの魅力、
価値があるということだと思う。

顔の美醜というよりも、
その人の存在、雰囲気かな、が、
フォトグラファーの感性に響き、
想像力をかきたてられ、
撮りたいと思わせる何かが
その人にある、ということ。
・・・と、私は解釈している。

だからもし、
「撮らせてください」
と言われたら、
撮ってもらったらいいと思う。

撮られることに、苦手意識が
あったとしても。
あったら尚更、かな。

フォトグラファーが感じている
あなたの価値を、素敵なところ
を切り取ってもらい、
それを見る。

そのことであなたは
新たな魅力
-それは周囲の人にとっては
いつも目にしているあなたの
魅力かもしれない-
を知るだろう。

—–

撮る方は
あなたに魅力を感じている、
撮られるあなたは対価として
撮られた写真を貰う、
そんな「モデル」になる、
というのはどうかな。

被写体としての楽しさ、喜び、
それが自分だけでなく、
まわりの人にも広がっていく。

・・・という訳で、
あなたも
こんな体験をしてみたいと
思いませんか。
(急にトーン変わる。笑)

もしも私があなたに
「撮らせてください」と
言ったら、
どうか撮らせてくださいねー。

作品として使わせてください。
そして撮った写真のいくつかを
差し上げますので・・。

作品撮りしたいので、
モデルさん、
(私好みの可愛い女性、
雰囲気の好きな女性がいいかなー)
を探そうと思っている、
私からのお願いでした。。