「へんば餅」を頂いてきました。
丸く茶色に焼き目のついた餅は、
独特のもちっとした食感。
中にはこしあんが入っています。
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シンプルで素朴。食感で存在感を残すこの
「へんば餅」は、安永四(1775)年創業
「へんばや商店」*の看板商品。
こちらの初代が、
参宮街道宮川のほとりに構えた茶店に
駕籠などで参宮する人々が立ち寄り、
ここから馬を返したため、いつしか
へんば(返馬)餅、と名付けられたのだとか。
へんばや商店 おはらい町店。
「名物 へんば餅」の看板が良い風情です。
こちらは平成23(2011)年9月に
できた店舗。
おはらい町でもへんば餅を味わえる、
というのは嬉しいですね。
店内でも頂くことができますし、
お土産としてテイクアウトも可能。
江戸時代、お伊勢参りに来た旅人も楽しんだ
「へんば餅」。
今の時代に生きるあなたもぜひ。