八坂神社参拝と彩り豊かな「ちょうちん弁当」、祇園川上

 

京都「祇園川上」さんでお昼を頂いてきました。
彩り豊かな「ちょうちん弁当」。
一つ一つ丁寧に手をかけられているのが分かります。
眼福・・お腹も心も満たされました。

今月中旬、京都・祇園へ出かけてきました。
祇園といえばこちら。
素戔嗚尊(スサノオノミコト)がご祭神の
「八坂神社」です。

広島に住んでいた頃から、京都に来たら・・ という感じで、
よく参拝していました。

写真は西楼門。
すきっとしたこの空気感が、なんとも言えず好きです。
本殿にお参りした後、今回は初めてこちらへも参拝。

「美御前社」。
宗像三女神がご祭神。
多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)

こちらでは、美しき女神の御神徳を頂くことができるとのこと。
社殿前に湧き出るご神水は「美容水」と呼ばれています。
2~3滴取って、肌につけるといいんだそう。

肌も心も美しく磨かれるということなので、つけてみましたよ。
肌に少しつけただけなんですが、全然冷たくなくて、なんだか
まろやかな感触でした。

参拝後は「祇園川上」さんへ。

以前伺った時の記事はこちら。約3年前です。
この時は入り口横の部屋でした。ここもとっても良い雰囲気なんです。

今回は白木のカウンター。板前割烹の檜舞台ですね。
活気ある板場。鮮やかな手つきに見惚れます。
奥の棚に並んでいる器も素敵。

お店の方々の細やかな気遣いに、心もほぐれてリラックス。

お互い見知らぬ客同士ながら、おいしい!と感嘆の声があがると、
思わず目を合わせて微笑む・・ という和やかな雰囲気。

ちょうちん弁当、丸くこじんまりして見えるかもしれませんが、
なんのなんの。量は結構入っているんですよ。 こちらは二段目。

お出汁がしっかりきいていて、丁寧な仕事・技がほどこされた食べ物。
美しいです。そしてとてもおいしい。
あー和食っていいなぁと心の底から実感します。

「祇園 川上」さんの、端正でありつつ、親しみやすい空気感が好き。
目で見て美しく、柚子などの良い香り、リズミカルな包丁の音・・。
新鮮なお刺身のぷりっとした食感、美味を舌で感じます。

五感で楽しむ「今この時」。贅沢な時間。
今回もまた、美しくて豊かな小さな世界を堪能しました。

 

 

「祇園川上」のご主人、加藤さんは、日仏合作ドキュメンタリー「千年の一滴 だし しょうゆ」に出演なさったんだとか。お店に映画のフライヤーが置いてありました。私もこの映画、観てみたかったんですが、都合つかず・・。今後関西で上映される機会があったら拝見したいな。。
~ある日のつぶやき~
贅沢というのは、お金をかけることじゃない。それも必要だったりするけれど、手間、時間、自然の恵みとそれを扱う人の心が大切な要素。これらを受け取ってこの上なく満たされる・・なんて贅沢なんだろう。力が湧いてくる。今日も明日も頑張ろうという気持ちになる。そのために人は食べているんだなぁ。。