パイ×あん+紙ふうせん・・「手風琴のしらべ」、備前屋

おいしい・・
いや、とびきりおいしいパイ菓子を
食べました。

じつはパイがあんまり得意じゃないんです
(こそっと小さく言う)。

だけどこれは、ぱくぱく食べられました。
私の苦手な要素がなく、
とにかく文句無しにおいしかったから。

また名古屋に行く機会があったら、
必ず買います。

備前屋「手風琴のしらべ」。
本店は岡崎市。
私は名古屋駅で購入しました。
手風琴とは、アコーディオンの和名です。

~~~~~

先月下旬、
日帰りで名古屋へ行った際に買った
お土産。

これまた自分の書いてきたお土産メモ
にはなく、教えて貰って購入した商品。

お店で「パイ余り得意じゃないから、
最小単位の箱にしよう・・」

そう思った自分を、グーで殴りたい。笑
そこまでじゃなくても
「ちょっとあんた、これは大きい箱に
しなよ!」 って今なら言う。
横から強く勧める。

いや、普段ならいいんですよ。
これくらい慎重で。
だけど、予想外、想像を遙かに超える
おいしさだったんですね。

やられたーと思ったのは、
とびきりの美味にノックアウトされたから
なんですが、味以外にもあります。
それがこれ。

「紙ふうせん」。
おまけで入ってたんです。

リーフレットにこう記載されて
いました。
”懐かしい「紙ふうせん」を添えました。
憩いのひとときに思い出をふくらませて
みませんか。”・・と。

もうね、こういう遊び心、
ストーリー性のあるものがほんと好き。

肝心かなめの味わいプラス、
抒情性のあるおまけ。
なんなの?素晴らしすぎ!と思う訳です。

「手風琴のしらべ」には、
発酵バターを使用しているそう。

発酵バターは、乳酸菌で発酵させたバター。
お菓子作り、特に焼き菓子を作る時に
これを使うと、風味が良く、味に深みが
出ておいしさがぐっと増すんです。
後味もなんだかキレが良い。

中のこしあんは、
皮と渋を取り除いた北海道産小豆が
使われているとのこと。
国産の良質で安心な材料からなる、
こしあん。

私はもともとあっさり好み。
油脂分が強く、バリバリした硬い食感が
持ち味のパイはちょっと苦手。
何かが中に入っていても、こう、
一体感がないというか分離した感じで・・。

だけど、この「手風琴のしらべ」は、
そういったパイとは違うんです。

すきっとした後味としっとりした食感の
パイに、雑味のないこしあん。
洋菓子でありながら、和の風情を感じる・・。
パイとあんが馴染み、一体感があるんです。

アコーディオンの和名「手風琴」を
ネーミングに使用されているように、
和洋折衷なところ、
ハイカラな風情が味にもあらわれていて、
好きです。

パイ×あん+紙ふうせん・・
「手風琴のしらべ」、備前屋。

どんな飲み物とも相性が良く、
苦手意識を凌駕して余りある美味。
出会えて良かったー。
機会があったらぜひ。おすすめです。

 

 

これも「もっと買っておけば良かったー」というお土産でした。先月下旬に名古屋へ行った時、すごくおいしいお菓子がある、とお友達が教えてくれたもの。こうしておいしいものの情報は交換され、広がっていくんですね。紙ふうせんも可愛く、懐かしく・・。材料も味もおまけも、ひと味違って洒落ていて、ほんと良いです、これ。。
~ある日のつぶやき~
ただおいしいというだけでもすごいが、それプラス何か付加価値があり、それが心を鷲掴みにするようなものなら・・最強だなと思う。ものすごく高価なものじゃなくていい。物語のあるもの、背景やコンセプトが伝わってくるもの・・思い出、ストーリー、作り手の心。そういうものを感じられたら、さらにおいしくなる。忘れられない味になる。。

ありがとうな毎日 FBページはこちら