苺づくしの寄木ケーキ2010春、富士屋ホテル

ありがとうな毎日 seeding of the happiness バスに(かなり)揺られて、やってきた宮ノ下。「富士屋ホテル 」内のティーラウンジ「オーキッド」 でも、箱根スイーツコレクション2010春 のスイーツを頂きました。毎回、寄木シリーズのケーキを作られているこちらのお店。第五弾となる今回は、グラン・パティシエである茂木栄二氏の名が冠せられた、その名も「寄木ケーキ2010春<茂木栄二からの贈り物>」です。 まずそのラブリーな見た目からして惹きつけられます。パティシエの茂木さんご本人がテーブルに来て下さったので、色々とお話をうかがうことが出来ました。寄木ケーキの本体は、ピンク色のいちごのバタークリームとジョコンドというアーモンド入りのうすいスポンジ生地が5枚重ねられている構造。一番上はいちごとホワイトのチョコです。バタークリームの上にはアーモンドのダイスをちりばめて風味をプラスしているそう。そしてこのうすさで焼き上げたジョコンドには、いちご風味のシロップがしみこませてあるとのことです。なるほど。だからとてもしっとりとして口どけもなめらかなんだ~と納得。ほんとにおいしい♪です。使用されているいちごは小田原産の紅ほっぺで、柔らかく、水分多めで甘みも強いのが特徴だとか。このいちごや、甘さ抑え目のさらりとしたアイス。これらと一緒にケーキを味わうことで、水分や風味もプラスされ、ケーキだけとはまた違った食感と味を楽しんで貰えるように・・と考えたそうです。頂いてみて感じたのは、とても軽くてあっさりした味わいだということ。お話によると、バタークリームには濃いものと軽いものがあるそう。今回はその軽いものを・・といちごの酸味と甘みで軽やかに仕上げることで、さっぱりした後味になるよう工夫されたのだそうです。そしてこの寄木ケーキの見た目について。通常ホテルスイーツというと、重厚さを・・という向きもあるかもしれないけれど、今回はより”春”を意識し、可愛らしさも大切にしたくて、苺をたっぷり使ってこのような形にしたそうです。確かにこの寄木ケーキの形や色をみるだけで胸がきゅっとしてしまうような、愛らしさがあります。頂いてみても、軽やかで爽やかな明るい味。まさに春ですね。見た目、香り、いろんな食感と味・・堪能しました。はぁ~幸せ♪

 

グラン・パティシエの茂木さんご本人のお話を目の前で聞きながら寄木ケーキを頂く・・ものすごく贅沢な時間だったな~と思っています。そして、最初に出された一杯のお水。なんでも箱根の湧き水を使っているとのことで、まろやか~なお味でした。一緒に頂いた紅茶も香り高くおいしかったです。ちなみに今回使われている紅ほっぺは、生産者さんのお話だと3月末くらいまでの予定(採れたら時期も少しのびるかもしれないそう)なのだそうです。このジューシーで風味豊かないちごを使ったケーキを体験したいかたは是非!4~5月もいちごを使った皿盛りデザートを作りたい、と話されていたのでこちらも楽しみです。今回の富士屋ホテルでのひとときも、春を感じるおいしい時間でした。。