どうしても

どうしてもこれがいい、
そう思うとき。
他のものじゃやはりダメで。

知らなければ、
他でもいいと思うことが
あったかもしれない。

だけどもう知ってる。
これがいいと。
これじゃないと満足できない
と。理屈じゃない。

自分に嘘をつくのは苦しい。
自分に嘘はつけないのだと
思い知る。何度も。

都合よくないように見えても、
難しく感じても、
それはきっとそう思っている、
というだけなのかも。

どうしても、を見つめていたら
大切にしたいと最優先したら、
余計なものが取り払われて、
シンプルになる。

マイナスに見える要素が、
研磨剤やふるいに思えてくる。

それらを考慮してもある、
ただそこにある、
どうしても、なもの。
これを改めて知るためなのかも
しれない、と思い至る。

でもそれは
苦しいものじゃなく、
ほほえみたくなるような
愛おしさとあたたかさに
満ちている、
なにより大切なもの。

いつでも、どこにいても。
なにがあっても。
どうしてもこれがいい。
変わらない。

どうしても、と思えるもの。
人生でも、そうそうない。
初めて。ただひとつの。
だから。
自分の中の、自分にとっての
「どうしても」を大切にしたい。

・・・という訳で、
私のカメラにどうしても
必要なのが、TAMRONのレンズ。

しっくりくる、という感覚も
このレンズを使ってみて
初めて知った感じ。

どこかふんわりした、
あたたかみと丸みのある
味わいが好きなんでしょうね。