感情の開放 -まわりの人をも笑顔にさせる-

感情のコントロールができたら
日常生活で生まれるストレスは、
かなり軽減できるだろう。

でもコントロールするのは難しい。

感情はわきあがるもの。
良いも悪いもなく、
それは生きている人間である以上、
必要不可欠で自然なものであり、
そういうものだ。

だから、感情自体はわるくない。
でも、それを外にあらわすのに不都合
を感じたり、できなかったりするため、
外に出せずにたまった感情が爆発し、
大変なことになる。

感情を外に出す。
必要なら相手に伝える。
勇気を出して伝えてみる。

これは、できる人には簡単だが、
できない人にはとても難しいようだ。

普段から感情を出す習慣がない人は、
理性で言動をコントロールしている。
同時に感情さえも理性で表現している。

いってみればそれは、
その場にふさわしい感情を自動的に
あらわしているだけであり、本当に
その人が感じている感情ではない。

論理的思考能力が高い人に多い印象だが、
そういう人たちが、生身の自分の感情を
表に出す、という練習をすることで、
かなり改善できるんじゃないかと思う。

あえて言葉にしてみる。
それを習慣にする。

感情の開放を意識的にすることで、
素直であることへの罪悪感や恐れが
なくなるんじゃないかな。

それは肩の力の抜けた、自然な姿。
きっと笑顔も増えることと思う。

その自然な姿がまわりの人をも
笑顔にさせる。そんな気がする。