あなたの気持ちを受け取っています

Photo by Ai Shiiba

世の中にはいろんな人、というか、
いろんな考えを持った人が沢山いる。
自分と同じ考えの人はいないし、だからこそ、
伝える、分かる、ということが大事なのかも。

以前の私はなぜか、そこまで親しくない人からも
急に上から目線でアドバイスされることが多く、
それがすごくイヤで、そうされないようにしたい
と思った。

結果、ひとりでなんでもできる人、
人のアドバイスなど聞かない人、のように見える
ことがあるらしい。でもそれは全然違う。

私はひとりじゃ何もできなくて、
自ら求めて人から貰ったアドバイスは、
ちゃんと聞いて取り入れている。だけど、

1、聞いて受け取っている。
2、そこから考える。
3、自分で判断&決断して行動する。

この一連の流れがあまりにも早く、
相手に答える時は、大体2か3の過程のみ。
1の「聞いて受け取っている」が、
相手に理解されていない時がある、ということに、
人からの指摘で気づけた。有り難い。

そっかー。これはとても大事なことだ。

というのも、受け取っている、ということを
相手に理解してもらえていないと、相手はとても
不安だろうし、寂しい気持ちになるだろう。

これはなんでもそうで、
アドバイスだけじゃなく、愛情表現もそうだ。

私はおっちょこちょいで鈍いところがあるため、
ピンとこなかったり、すぐ分からないと、そんな
つもりはなくても、スルーと同じ行動になる。

本当はちゃんと見ているし、受け取っている。
にもかかわらず、だ。

どうしてそうなるかというと、
絶対的な安心があるから。私にだけの。

相手は男女問わずだが、
私はあなたに好意を持っている。
あなたの動向について、基本的にプラスの想いを
抱いて見守っている。

だから、ものすごくヘンなことじゃない限り、
(場合によっては、例えそのようなことであっても)
あなたが何をどうしようと、私はあなたが好きで、
私はそう思う自分と自分の想いに自信を持っている。

私はあなたに常に好意を示しているのだから、
たとえ今、分かりやすく行動しなくても、
私がそれを受け取り、あなたを見守っていること
は分かってくれてる(伝わってる)よね?

…という気持ちだ。

これ、当たり前で伝わっていると思ってた。けど、
伝わってなかったら全然当たり前じゃないんだね。

そして人は、ついつい不安になって確かめたり、
試したり、したくなるものなんだね。
分かってなかったかも。というか、忘れていたかも。

私は自己肯定感が低い自分とさよならできた。
それはとても喜ばしく、良いことだ。

でもそれが行きすぎると、強くなりすぎると、
そうじゃない人の感情に鈍くなり、相手の気持ちを
「受け取っている」のに、それが全く伝わらず、
理解されていないという寂しさを与えている、という
ことに気づいた。

何を考え、どうしたいか、を伝えることよりも、
「あなたの気持ちを分かっています。
あなたの気持ちを受け取っています。」
ということを、極端に言えば、無言でも相手に伝わる
ように注力することの方が、私には必要なのだ。

「私はあなたの気持ちを受け取っています。」
この大事なポイントがちゃんと相手に伝わっているか、
そのことのほうが、めちゃめちゃ大事!
これが腑に落ちたことは、すごく大きな転機だ。

あー私のバカ。
今まで私が受け取ってることが伝わってなかった人、
本当にごめんなさい。

自分とは違う、いろんな考えを持つ人々と関わりたい
なら、好意を持つ人々と分かり合うために、
相手の気持ちを受け取っていることを伝えていこう、
と思う。