怒りを出す大切さ ~大事な人との縁を守るために~

心って不思議で面白く健気だな、
と思う。

自分で気づいていること、
気づいていないこと、色々あるが、
意識的に心から出しておこう、と
思うのが、怒りの感情だ。

四六時中怒ってたり、
怒りをどこでもそのまま出す、
というのではなく、
(出しても良かったりするが、
それは今は置いといて)

これまで飲み込み、
積み重なってきた怒りを、
気づいたら認め、出せる時に出して
おいた方がいいのでは、と思う。

誰もいないところで一人で声に出す、
とか、紙にひたすら書くとか。

過去に
強い怒りやわだかまりがあるとして、
それをそのままにしておくと、
自分の好きな人や、
自分を分かって欲しいと思う人に
出会ったとき、 またその人との
意思疎通がうまくいっていないときに、
爆発することが多い気がする。

自らの行動に意図や期待があり、
好きだからこその甘えがあり、
反応が欲しい、伝えたい、と
思っているのに伝わっていないとき、
その強い怒りの感情が、
そこから噴き出してしまう。

今までたまっていた怒りや恐れから、
必要以上に攻撃的になってしまうのだ。

自分のこれまでを振り返っても、
なんでそうなる?とか、
伝わってないな、と思う時、
自分の伝え方がつたない場合もあるが、
過去に我慢していた怒りや悲しみを、
それに直接関係ない目の前の大事な人に
出してることがあったように思うから。

無意識だったり衝動的だったりするので、
自分でもこの勢いはなんのこっちゃ!?
だったが、ようやくわかった気がする。

我慢してきた分だけ、
外に出さなかった分だけ、
怒りや恐れは蓄積しているので、
いざ出てしまう時の勢いは強くなる。
そして、好きな人、大事な人を
(そんなつもりはなかったのに)
傷つけてしまう。

今まで、好きな人、大事な人に、私も
沢山ゆるされてきたのだなと思うとき、
感謝の気持ちがわき、胸があたたかくなる。

そんな振り返りがあり、今はというと、
私は自分の心を、できるだけまんまるで、
白いものにしていたい、と思っているので、
何かあって もやもやしたり、怒りが出たら、
書き出したりして、できるだけ、
心にためこまないようにしている。
(うまくいかない時もあるけど、意識を
そっちに向ける努力はする)

そして、
どんなに変でも、格好良くなくても、
自分の心が感じたことに従って、
その時できることを自分なりにする、
勇気を出して行動すると決めている。

報われるかどうかはまた別の話で、
「私はやりきった」と思えたら、
後悔はないし、自分が愛おしくなるから。

怒りや恐れやわだかまりを
一人で出せる時に意識的に出しておく。
そして少しでもクリアであたたかい
心の状態にしておく。

それが大事な人との縁を守るために
必要なことかなと思う。

大事な人に想いを伝えること、
伝わる努力を惜しまないこと。

穏やかで平らかな心なら
それができるし、
孤独も感じないのではと思う。

やっぱり一人では生きていけないし、
分かって貰えるって嬉しいことだから。