両口屋是清の「二人静(ににんしずか)」。
あえかで、幻みたいに儚い美味です。
「両口屋是清」は・・。
江戸時代、名古屋で猿屋三郎右衛門氏が創業したのが始まりなんだとか。
「二人静(ににんしずか)」は、十一代 大島清治氏が考案したもの。
自宅に咲く「二人静(ふたりしずか)」の白い花を見てひらめいたんだそう。
紅白の丸い形が対となり、包みの中に。
口に入れれば、はらり・・あとかたもなくほどけます。
和三盆の甘みが口中に広がると、自然に笑みが出る・・。
はらりほどける・・「二人静」、両口屋是清。
一瞬の幸福、ひと口の優しさを味わえます。
ありがとうございます。
和三盆の味わいのみというシンプルさ。どぎつい甘みとは対極にある味です。思考や感覚を邪魔しない・・さりげない美味というのが奥ゆかしく、その儚さがとっても良いんだなぁ。容器も平安貴族のような男女の美しい絵が描かれていて、贈り物にしてもぴったりだと思います^^。。
~ある日のつぶやき~
よく見かける近所の野良猫。毛がもっさもさの真ん丸な猫で、眼光こそ鋭いが寝ている様などのんきなもの。見ているとこちらの気持ちもほのぼのしてくる。可愛いなぁとは思うが、ただそれだけ。なでることもエサをやることもない。本当にただ見ているのみ、というあっさりした関わりあい(ともいえぬもの)だ。先日・・小雨のふったとある日は、ずっと出かけている様子で姿を見かけなかった。が、気持ち良く晴れた翌日は、日がな一日同じ場所で寝ていた。晴れた日に散歩じゃないんかい!と突っ込みたくなったが、夫いわく「晴れた暖かい日こそ寝ていたいんじゃない?」とのこと。ふむふむ、そういう解釈もあるか。この野良猫の行動範囲は分からないが、あれこれ自分なりのコースがあり、ペースがあるのだろう。今日は曇りのち晴れ。いつもの場所で丸くなって寝ていた。散歩は明日かな。。