素朴な味が魅力的なマドレーヌを食べました。
形も、ほら。
シェル型じゃなく、菊型を用いた菊の形。
日本らしいなぁと思います。
「昭和のマドレーヌ」。
広島にある洋菓子店「バッケンモーツァルト」の商品です。
~時のながれのわすれもの~という、キャッチコピー。
昭和、と冠されているところからしても・・。
「和」の、日本的なマドレーヌを再現しようとしているんでしょうね。
気になったので、ちょっと調べてみました。
マドレーヌが日本に入ってきたのは、江戸~明治時代の頃。
当時はマドレーヌ用の型がなく。
和菓子の菊型を参考にした型で焼いたんだそう。
本場ならではのシェルの形もいいし、この菊形もいいなと思います。
フランス料理等の西洋料理が、日本で洋食となったように。
言ってみれば、マドレーヌの「洋食」版、という感じなのかな。
手に取って・・。
では、いただきます。
中はこんな。
パウンドとカステラの中間みたいです。
バターの香りがふんわり漂い、さくっとした食感。
気取りのない素朴な味で・・。おいしい。
戦後しばらくたった頃の昭和の時代。
家庭で気軽に食べられるようになった洋菓子の雰囲気。
このマドレーヌの味の中にちゃんとあります。親しみやすさと共に。
日本らしい菊の形・・「昭和のマドレーヌ」、バッケンモーツァルト。
アラフォー以上にはなつかしく、若者世代には新鮮な味。なのかも。
ありがとうございます。
バッケンモーツァルトも広島では有名な洋菓子店。県内で幅広く店舗展開されています。焼き菓子もですが、生ケーキも手頃な価格でおいしいので、広島にいた頃はしょっちゅう食べていました^^今回母が送ってくれたのですが、飽きの来ないこういう王道の焼き菓子はハズレがないので良いなと思います。モーツァルトのものなら尚更・・。最近紅茶派に転じた夫も、自分で淹れた紅茶と一緒に、ニコニコしながら味わっていました。。
~ある日のつぶやき~
焼き菓子の濃い茶の焼き色、生地の黄色・・見ているだけで嬉しくなり、ほのぼのと笑みがこぼれる。マドレーヌ、フィナンシェ、クッキーなどなど。焼き菓子の茶系色はいつだって、気持ちを緩め、和ませてくれる。そこに紅茶の紅色、深い琥珀色の珈琲なんてあったら、もう・・。色からもゆとりやのんびりした気持ちになれる、目で舌で楽しむお茶の時間。リフレッシュのためにも、一日に一度は持ちたいなぁと思う。。