風が冷たく、空気の乾燥した冬空の下。
とても温かくて、おいしい飲み物を頂きました。
ほっこり・・身も心も癒されて、幸せな気分。
下鴨神社。
先月こちらに参拝し、近くの「加茂みたらし茶屋」で、みたらしを堪能。
その後、また境内に戻ってきました。
糺の森へ向かって歩いていると・・。
なにやら、手作り市のような催し物が開かれていました。
出店者の皆さんが、自身で作られた作品が沢山。
やっぱり手作り市、好きです。
皆さんの作品を拝見するだけでも楽しくて。
夫と二人、目移りしながら色んなお店の作品をみつつ、歩きました。
と、いつもは通り過ぎていたある神社の前に到着。
「河合神社」。せっかくなので、お参りすることに。
玉依姫命(たまよりひめのみこと)が、河合神社の御祭神。
神武天皇の母上とのこと。
境内に、顔を模したまんまるの「鏡絵馬」というのがありました。
奉納者がそれに彩色を施して納めると、外見内面ともに美しくなるんだとか。
玉依姫命は、福福しくて美しいお姫様だったのかなぁと想像しました。
ここ、河合神社は・・。
「方丈記」を著した鴨長明ゆかりの神社としても知られているそう。
父上が河合神社の禰宜を務められていたご縁だという事を知りました。
なるほど。
ふと見ると、参拝者の皆さんが湯気の立つガラスコップを持っている・・。
ふーふー吹きながら飲んでいる様子がなんともおいしそうで。
「私もあれ、飲みたい」と夫に話し、早速注文してきました。
「かりん美人水」と名付けられたその飲み物は、温・冷の二種類。
やはりここは、温、でしょう。
レトロな趣きのガラスコップに湛えられた、良い香りの飲み物。
いただきます。
うん・・おいしい。すごくおいしいです。
夫も「おいしいね~」と言っていました。うー、あったまる。
一緒に付いていたリーフレットを読むと・・。
下鴨神社のカリンの庭で収穫したカリンと御神水の飲み物、とのこと。
わわわ、なんとも貴重なものなんですね。
ほっとあったかく・・河合神社の「かりん美人水(温)」。
爽やかで、甘くて、じんわり温まる素敵な飲み物でした。
ありがとうございます。
下鴨神社は何度も参拝している神社。糺の森の空気が好きで、ここを歩いているうちに自然と気持ちが清々しくなり、心地良くなるのです。でも、その途中にある「河合神社」へは今まで参拝した事がありませんでした。今回、手作り市みたいな催し物があって、それをみながら歩いていると、ちょうど鳥居の前に来ていたんです。それで初めて参拝することにしました。こういうのもご縁なんでしょうね。美人水、とっても美味でした。暑い時期に、冷たいバージョンもぜひ頂いてみたいです。。
~ある日のつぶやき~
かりんはバラ科。生では食べられないため、蜜漬けにしたり、ジャムにしたり、加工品として食されるのが主だ。今までかりんの加工品として口にしたことがあるのは、せきをとめる「のど飴」などがほとんどで、爽やかな甘みだけが印象に残っていた。今回「かりん美人水」を飲んでハッとしたのは、その香り。なんとかぐわしいんだろう~と、うっとりした。アロマ効果もある気がする。かりんが手に入ったら、自分でも蜜漬けなどにしてみたいなぁ。。